Steve Silk Hurley（スティーブ・シルク・ハーレー）

2019年5月28日2022年4月24日

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Steve Silk Hurley（スティーブ・シルク・ハーレー）

Steve “Silk” Hurleyは、1962年シカゴ生まれのDJ、先駆的なハウスミュージックプロデューサー、ソングライターです。ハウスミュージックを代表するアーティストで、過去４回グラミー賞にノミネートされました。

幼少時代に熱心なラジオリスナーとして、 Jackson 5、George Benson、Quincy Jone、Parliament/Funkadelicなどを崇拝し、音楽への愛だけでなく、メロディーへの鋭い感覚も身につけました。

DJとしての始まりは通っていた高校で行われたパーティーでのDJでした。すぐにDJに夢中になったスティーブは、スキルの向上のために数え切れないほどの時間を費やし、技を学び、発明しようとし、スクラッチなどに取り組んでいました。

その熱意が認められ、シカゴ南部の「The El Panama Club」というクラブでDJをするチャンスを与えられました。最初のプレイはラウンジでのプレイでしたが、ここから本格的にDJとしてのキャリアが始まりました。

その後、地元のDJバトルに参加し、見事優勝し、トロフィーと賞金100ドル、そして地元の人気クラブ「Sauer’s」でのレギュラーDJを勝ち取りました。

1983年にCandy StoreというクラブでもDJを始めると、友人のFarley “funkin” Keith（Farley “Jackmaster” Funk）と共に、地元のシカゴのラジオ局WBMX-FMのHot Mix 5の番組でミックスを披露し、ハウスミュージックパーティーを宣伝していました。

制作に関しては4TRレコーダーを使用して、トラックのリエディットのみを行なっていましたが、次第にシンセサイザーやレコーディング機材を購入し、トラック制作を始めるようになりました。

最初のオリジナル曲は「Music Is The Key」で、リリースするために、父親からお金を借りてプロのスタジオで録音し、ボーカルにKeith Nunnallyを雇い、J. M. Silk名義で、D.J. International Recordsからリリースされました。この曲はBillboardダンスチャートの9位になりました。

J M Silk ‎– Music Is The Key (House Key)

1985年から1988年にかけて、4曲のシングルがダンスチャートでトップテン入りしました。その中の「Shadows Of You Love」「I Can’t Turn Around」はJ. M. SilkとしてKeith Nunnally（キース・ナナリー）と共同でリリースされました。「Jack Your Body」はスティーブ・W・シルク・ハーレー名義でイギリスのシングルチャートで2週続けてナンバーワンの座を獲得しています。

この活躍がきっかけになり、レコード会社からリミックスの仕事依頼が舞い込むようになり、リミキサーとして、マドンナの「Take a Bow」、マイケル・ジャクソンの「Remember The Time」、プリンスの「 Gett Off 」など多数の曲で参加しています。

また、プロデューサーとしてクレジットされ成功したものの一つとして、ニュージャージー出身の女性音楽グループ、Jomandaの「Got a Love for You」やCe Ce Penistonの「We Got a Love Thang」などがあります。

Got a Love for You (Hurley’s House Mix)