ハウス、テクノのレコードが買えるおすすめのレコード屋パート1!
レコードは物品して販売されるため、保管スペースの制約、または在庫リスクなどがあるため、全てのレーベルのリリース作品を置くことは出来ません。そのため各店にはバイヤーが存在し、その店に合う良い作品のみを仕入れています。同じジャンルの商品を扱っていても、ショップごとに個性があり独自のカラーが生まれているのはそのためです。
膨大な楽曲の中から良いと思う作品をあらかじめ厳選してくれているのがレコードショップと言えるでしょう。デジタル音源の場合、在庫リスクや保管スペースが存在しないため、玉石混交の膨大な数のアーカイブになります。そこにバイヤーやキュレーターが存在しない場合、良い曲を探すために途方もない労力が必要となります。特にDJではないが、レコードで音楽を聞きたいリスナーにはレコードショップは頼りになる存在です。
WEBサイトでは曲ごとに解説があるため購入のヒントや勉強になるし、店舗があるレコード屋の場合は店に行けば、オススメの商品を教えてくれたり、新たな交流が生まれたりして、良い情報が手に入ることもあります。バイナルオンリーの作品もたくさんあるため、CDやPCでDJプレイしている人にもチェックする価値があります。
パート1では国内と海外のレコードショップでテクノ、ハウスの新譜を販売しているお店をピックアップしました。海外のレコードショップについては送料が高くなるケースが多いので、要注意です。
パート2では中古ショップ編をご紹介しています。
国内レコードショップ
Lighthouse Records
渋谷の道玄坂近くにあるライトハウスレコーズはハウスミュージックを軸として、テクノ・ディスコ・ソウル・ファンク・ジャズなど良質な音楽を提供していて、新譜の他、中古盤も充実しています。
店舗では大きなクリプシュホーンスピーカーが設置されていて、オススメの楽曲がプレイされており、購買意欲を刺激してくれます。クリプシュホーンは巨大なヴィンテージ・スピーカーとして有名で、David Mancusoが自分のパーティー”The Loft”でサウンドシステムとして導入していました。
同じ渋谷にあるテクニーク(閉店)がテクノ色が強いとすれば、ライトハウスレコーズはハウス色が強いため、独自のセレクションがあります。店員さんにオススメのレコードや、自分の好きな傾向を伝えると新譜、中古盤両方からオススメの作品を紹介してくれるので、通販ももちろんイイですが、店舗に行く価値は大いにあります。
Newtone Records
大阪の地元民は、梅田周辺を通称”キタ”と呼び、心斎橋・難波周辺を”ミナミ”と呼んでいますが、ミナミにはハイセンスな若者が多く集まります。
大阪という土地柄、ストレートなカッコ良さだけではなく個性が重要視されます。そんな個性を求める人たちの要求に答えて来たニュートーンレコーズは、関西圏のテクノ・ハウス好きなら知らない人がいないショップです。
Floating Pointsもお気に入りのショップのひとつに挙げています。ハウス・ディスコ・テクノ・ダブなど色々なエレクトロニック・ミュージックからワールド・ミュージックまで個性的なセレクションが並び、ストレートなカッコいいトラックはもちろんのこと、人とは違う個性的なトラックを探している方にオススメです。
Strada Records
神戸にあるストラーダレコーズはハウスを起点としたセレクションで、DiscoからDeep House・Nu Disco・Beatdownなど取り揃えています。
ディスコ時代から脈々とハウスミュージックシーンが受け継がれて来ているという”流れ”を、レコードから感じさせてくれるレコードショップです。
どちらかといえば、USのブラックミュージックをルーツに感じさせるセレクトが多く、正統派のハウスミュージックショップと言えそうです。
Jet Set Record
京都に本店のあるジェットセットレコードは、東京の下北沢にも店舗があります。 幅広いジャンルを網羅しており、ここまでオールジャンルに対応していて、新譜、中古ともに対応出来るお店は現在ではかなり少なくなっているので貴重なお店です。
また、インディーズアーティスト・レーベルなどの支援も行っていて、アナログレコード・CDの企画、製造、流通なども行っています。 テクノ・ハウスに関してもきっちりツボを押さえたセレクションでGOODです。
Freestyle
フリースタイルは、1999年から営業を続けている名古屋のレコードショップで以前は店舗もありましたが、現在はWEB通販のみ対応をしています。
テクノ・ハウスのみへ焦点を絞っており、厳選されたセレクションが楽しめます。
最新のヨーロッパ系テクノ、テックハウス、ミニマルなどのラインナップが絶妙です。
Compufunk Records
大阪北浜にあるCompufunk Recordsはレコード店でありながら、夜はミュージックバーとしても営業しており、週末には店内のこだわりのスピーカーを備えたDJブースで音楽イベントが行われています。
オーナー自身が長年レコード店を営みながら、ダンスミュージックのDJ、アーティストとして活躍しており、その膨大な知識からセレクトされるレコードは随一のラインナップとなっています。
Naminohana Records
大阪の梅田駅から少し歩いた場所に位置するnaminohana recordsは知る人ぞ知るレコードショップです。
「自分がレコードで聴いてみたいもの、売れ残っても嫌じゃないもの」を前提に仕入れているというオーナーの優れたセレクションはDJ、リスナーから高い支持を得ています。
テクノ、ハウスを中心とした幅広いジャンルを取り扱っています。
T.E.Q
渋谷宇田川町にあった老舗レコードショップ「Technique(テクニーク)」が閉店したため、元スタッフたちによって、新たに立ち上げられたオンラインレコードショップが「T.E.Q」です。
日本のテクノシーンでも重要な存在であった「テクニーク」の理念を受け継ぎ、テクノ・ハウスを中心としたセレクションのほか、ベースミュージック・ブレイクビーツ・ジャズやソウルなどの取り扱いがあり、新譜のみならず、中古盤レコードにも力を入れています。
商品の取り置きが可能なほか、在庫のない商品は「取り寄せリクエスト 」ができ、取り寄せの希望が多い商品は海外ディストリビューターへの発注が行われるとのことです。
海外レコードショップ
Juno Records
ジュノ・レコーズはロンドンのレコードショップで、ダンスミュージックの多くのジャンルを入荷している世界最大級のショップ。
楽曲のMP3、WAVのデジタル販売や、DJ機器や音響機器の販売、またレコード、CDのディストリビューションも行っておりダンスミュージックの総合商社といったところです。
有名DJのチャートが掲載されていて参考になりますし、WEBサイトは日本語と日本円の表示に対応しているので、英語が苦手な人にもオススメ出来ます。
Deejay.de
ディージェイ・ドット・ディーイーは、ドイツのレコードショップでテクノ・ハウスに特化したセレクションです。
EU産、US産関わらず毎週多くの入荷があり、WEBサイトでは試聴の際にBPMが表示されたり、ピッチを調整出来るなど細かい配慮がうかがえます。
Hard Wax
ハードワックスは1989年に創業した人気レコード店でベルリンで最も古いレコードショップの一つです。
オーナーはBasic Channelとしても知られているMark Ernestusで、ベルリンにある最高峰のクラブBerghainのレジデントDJであるMarcel Dettmannもスタッフとして在籍していたことでも知られています。
コアなセレクションでテクノ好きなら必ずチェックしておくべきショップです。
Phonica Records
フォニカ・レコーズは、ハウス・テクノに情熱を傾け続けているロンドンの地元民に愛されるショップです。
レーベル運営も行っており、ディープなテックハウスを中心とした数多くのレコードをリリースしている。
Off The RecordというPhonicaのWEBマガジンも面白くヨーロッパのクラブシーンがわかります。
Decks Records
デックス・レコーズでは、テクノ・ハウス・ベースミュージックの他、ソウル・ファンクなども取り扱いがあります。
実用的かどうかはさておき、WEBでの楽曲試聴時にローパス、ハイパスやフランジャーなどの7種類ものエフェクトを掛けられるのが面白いです。