ハウス・ミュージック発祥の地「The Warehouse」がシカゴのランドマークとして認定

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シカゴのウェスト・ループにあるサウス・ジェファーソン・ストリート206番地に位置する場所にかつてあった「ウェアハウス」は、ハウスミュージックの聖地とされています。

Preservation Chicago(シカゴ保存協会)のマックス・チャベスは、「ウェアハウスがなければ、文字通りハウス・ミュージックは存在しなかったでしょう」と語ります。

ハウスミュージックが初めて世界に発信された場所が正式にシカゴのランドマークに指定されました。

「ウェアハウス」があった建物は取り壊しの危機に瀕していましたが、ハウスミュージックのファン、シカゴ保存協会、シカゴ市長ブランドン・ジョンソンの支援などにより、シカゴ市議会からランドマーク認定を受けました。

「1977年にDJフランキー・ナックルズを迎え、最新鋭のサウンドシステムとともにオープンしたウェアハウスは、古い工業用ビルをシカゴのブラック・ゲイ・コミュニティのために、自由で活気あるナイトクラブに変えるというオーナーであるロバート・ウィリアムズのビジョンに沿って作られたものでした」とシカゴ保存協会は述べています。

また、ブランドン・ジョンソン市長は、「シカゴのランドマークは私たちの歴史と文化を物語っています。市議会が、ハウスミュージック発祥の地であり、シカゴのLGBTQ+コミュニティにとって安全な避難所とされているウェアハウスをランドマーク指定することを承認したことを誇りに思います。ウェアハウスに居た人たちは皆、どのようなアイデンティティの持ち主であろうと、どこの出身であろうと、自分の居場所があるように感じました。そして、それこそがすべての人が歓迎され、すべての人が自分の居場所だと感じられる場所である、この街を象徴しているのです」と述べています。

1982年、ウェアハウスは市から危険とみなされ、ロバート・ウィリアムズはナイトクラブの閉店を余儀なくされました。

建物は2022年12月に売却され、今も建物の今後の計画は不明のままとなっています。

シカゴの保存協会は2023年3月、取り壊しの危機にあったハウスミュージックとシカゴの歴史の一部である建物を保存・維持することの重要性を喚起するため、嘆願書を作成していました。

シカゴ市議会がウェアハウスをランドマークとして承認した後、シカゴ保存協会は以下の声明を発表しています。

「これはシカゴと世界中のハウスミュージックの豊かな文化とコミュニティの記念すべき出来事です。この認定により、フランキー・ナックルズの遺産はシカゴの歴史に永遠に刻まれることになります。これは世界中の音楽愛好家が祝福できる瞬間です。署名やシェアをしてくれた人、記事を書いて拡散を手伝ってくれた人、委員会にコメントを提出してくれた人、そして発言してくれた人、みなさんありがとうございます」

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