レコードの需要の高まりに対応するため、南カリフォルニアに新しいレコードプレス工場<Fidelity Record Pressing>がオープンします。
Bilboad誌によると、<Fidelity Record Pressing>は、この国の「最高のレコード生産施設」になることを目指しているそうで、現在、最新鋭のレコードプレス施設を一から建設しており、2023年初旬に稼働開始予定となっています。
<Fidelity Record Pressing>は、<Mobile Fidelity Sound Lab>と<Music Direct>の経営者であるJim Davisと、レコードプレスで60年の経験を持つレコードエンジニア、RickとEdward Hashimotoの親子チームによって運営されています。
<Fidelity Record Pressing>は、「量ではなく質にこだわるために、経験と優れた専門知識を持つ現場のスペシャリストが日々指導にあたります」とプレスリリースで述べています。
また、Jim DavisはBillboard誌にこう語っています。
「顧客にレコードを届ける能力をはるかに上回る需要を目の当たりにして、もどかしさを感じていました…生産能力の拡大により、私たちがよく知るクラシックロックやジャズといった定番以外のレコードを発行することが可能になります。」
<Fidelity Record Pressing>は年間200万枚のLPをプレスすることを目標としていますが、「施設の規模からすると、年間1200万枚のLPをプレスすることも可能です。」とJim Davisは述べています。
レコードの生産が滞る中、新しいプレス工場の開設は、深刻な遅延の影響を受けているインディペンデント音楽業界のストレス緩和になるはずです。