David Morales（デヴィッド・モラレス）

2019年6月30日2022年4月24日

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David Morales（デヴィッド・モラレス）

David Moralesは、 1962年、ニューヨーク市で生まれたプエルトリコ系アメリカ人のDJ、音楽プロデューサー、リミキサーです。

デヴィッド・モラレスは、ダンスミュージック全盛時代に育ち、幼い頃からブラックミュージックが好きでした。

13歳でDJを始め、15歳の時に「Starship Discovery」と呼ばれるクラブで、Ernie DundaというDJのプレイを見ました。初めて見る本物のBozakミキサー、DJブースに感激し、ブースに張り付くように見ていたそうです。

19、20歳ごろから「 The Loft」や「 Paradise Garage」などニューヨークの有名クラブに通い始め、1981年に「Ozone Layer」というクラブで初めてのレジデントDJに就きました。

1983年に、女性実業家のJudy Weinstein（ジュディ・ワインスタイン）が運営する「For The Record」というレコードプールにDJ Kenny Carpenter（ケニー・カーペンター）に連れて行ってもらいました。当時、プロモーション用のレコードを無料で手に入れることが出来たため、レコードプールの会員になることはステータスでした。

レコードプールのディレクターを務めるDavid DePino（デヴィッド・デピーノ）に自身のミックステープを渡したことで、Judy WeinsteinとDavid DePinoの推薦を受けて、パラダイス・ガレージのオーナーMichael Brody（マイケル・ブロディ）から、パラダイス・ガレージでのDJプレイのオファーを受けることになりました。

これは21歳でまだ駆け出しだったDavid Moralesには、考えられないほどの幸運なことでした。結果、パラダイス・ガレージでは10回ほどプレイすることが出来ました。

パラダイス・ガレージでプレイしたことがきっかけで、名を売ることが出来たため、ニューヨーク中のクラブからレジデントのオファーが来るようになりました。「Ozone Layer」でのプレイを辞めた後、「Inferno」、そして「Zanzibar」、「Red Zone」などでレジデントを務め、DJとしての人気を博していきました。

一方でリミックスを本格的に始め、1987年にC+C Music Factory との共作「Do It Properly」がアンダーグラウンド・ヒットをし、注目を浴びると、その後、Frankie Knucklesと、「For The Record」を運営していたJudy Weinsten（ジュディ・ワインスタイン）と共に「Def Mix Productions」というダンスミュージック・プロダクションを始めました。

このプロダクションには、Eric Kupper、Satoshi Tomiieなどのアーティストが所属していました。

次第に注目を浴び、リミックスの依頼が急増すると、Mariah Carey、Aretha Franklin、Michael Jackson、Janet Jackson、Eric Clapton、Pet Shop Boys、U2、Whitney Houston、Jamiroquaiなど、そうそうたるアーティストのリミックス作品を手がけました。

1996年にマライア・キャリーのアルバム「Daydream」で「Fantasy」をプロデュースし、グラミー賞にノミネートされ、1998年にはグラミー賞の「Remixer of the Year」を受賞しました。

ソロ活動としては、1993年にMercury Recordsから「The Program」のリリースしました。1998年にはDefinity Recordsから「Needin’ U」をリリースし、イギリスのMercuryのライセンスのもと、ナンバー1のダンスレコードとなり、クラブの定番曲となりました。

David Morales – Needin’ U