全国各地で毎日たくさんのイベントが開催されています。
例えば東京では渋谷、六本木を中心にクラブ、DJバー、DJラウンジなどが多数あり、毎日のようにイベントが行われていますが、みなさんはどこからイベント情報を入手しているのでしょうか?
情報サイト、各店舗のウェブサイト、X(旧Twitter
)やInstagram などのSNS、あとは最近はあまり見かけなくなりましたが店舗に置いてあるフライヤーなど、色々な入手方法がありそうです。今回は様々なイベント情報の入手方法の中から、テクノ、ハウスミュージックのイベント情報を提供しているサイトをまとめてみました。
テクノ、ハウスのイベント情報を紹介しているウェブサイトを調べてみると、サイトによって掲載されている情報に少しづつ違いがあることが分かりました。
テクノ、ハウスミュージックのイベント情報を探せるウェブサイト
Resident Advisor – アンダーグラウンドなイベント情報も豊富 –
ロンドンに本社を構えるResident Advisor(通称RA)は、2001年に設立された世界中のエレクトロニックミュージック、アーティスト、イベントを紹介することに特化したオンライン音楽誌、コミュニティプラットフォームです。
RAの編集チームは、ニュース、音楽、イベントのレビュー、映画、特集、インタビューなどを提供しています。
また、イベントリスト、チケット販売、クラブやプロモーターのディレクトリ、フォトギャラリー、アーティストやレコードレーベルのプロフィール、DJチャート、オンラインコミュニティ、RAポッドキャストなどのサービスを運営しています。
2021年にRA JAPANが活動休止になったため、現在はホームページが本家の英語版と統合されています。
そのため、外国人旅行者にとってもハウス、テクノのイベント情報を入手しやすくなっています。
イベントページでは、直近のイベントがリスト化されており、それ以外にも「ジャンル」「日付」「地域」でフィルター検索することが出来ます。
iFLYER – 全国のイベント、フェス情報 –
2006年に誕生した「iFLYER」は、アジア最大級の音楽ニュース及びフェス、クラブ、コンサート情報を配信するウェブメディアです。
イベントページでは、全国のクラブイベント、ライブイベント、フェス情報、ライブ配信情報などが配信されています。
検索フィルターでは都道府県の選択、そして「ELECTRONIC」「URBAN」「LIVE HOUSE」「OTHER」という大枠のジャンルから、さらに細かくジャンルを選択することが出来るようになっており、クラブ系だけでなく、おおよそ全てのジャンルを網羅しています。
Clubberia – クラブミュージックを中心とした様々なイベント情報 –
「クラベリア」は、2000年からクラブミュージックに特化したウェブメディアとして運営しています。
イベントレポートやアーティストへのインタビュー、ブログなど数多くの記事が執筆されています。
また、動画コンテンツやポッドキャストの制作も行われています。
イベントページでは、全国のクラブイベント、ライブイベント、フェス情報、ライブ配信情報などが提供されています。
クラブミュージックを中心に広範囲なジャンルのイベントが掲載されていて、グリッド型のイベントカードが並び、すっきりとした美しい見た目となっています。
「地域」「ジャンル」「ピックアップ」などで絞って検索することが出来ます。
クラブのイベント情報から何がわかる?
ここからはクラブへあまり行ったことがない人向けに書いていきたいと思います。
クラブイベント情報を初めて見る人の場合、よく分からない言葉が出てきたり、どのように見れば良いか分からないですよね。
クラブのイベント情報からどのような事がわかるのか見ていきましょう。
クラブ 、DJバー、DJラウンジのちがい
クラブは基本的には音楽を大音量で鳴らし踊ることを主目的とした場所で、施設の空間サイズはある程度の大きさがあり、DJブース、スピーカー、照明、スモークマシンなど本格的な設備が整っています。
一方、DJバー / DJラウンジはBAR、ラウンジをベースに音響設備を強化した場所なので、コンパクトな空間が多く、設備もその空間に合わせた小規模なものとなっています。
しかしながら、近年のDJバーは小箱クラブといるぐらいの音環境に近づいていますので、大きな音で音楽を楽しめることがほとんどです。
ジャンル
イベント情報には、DJによってプレイされるジャンルが表記されていることが多いです。
近年はハウスミュージック、テクノと言っても、かなり細分化されていますので、ざっくり「ハウス」「テクノ」と表記されている場合、イベントによってかなり雰囲気が違うことがあります。
その場合は出演するDJをウェブで調べてみると、YoutubeやSoundcloudなどにDJミックスがアップされてることが多いので、そこからおおよその雰囲気を掴むことが出来ます。
また、店舗のウェブサイトにジャンル表記がされていない場合でも、イベント情報サイトでは表記されているという場合もあります。
料金
クラブのイベントスケジュールでよく見かける表記として「ADV」や「DOOR」などがありますが、その他にもよく使われる表記があるので見てみましょう。
Advance TIcketの略で前売り券のことです。当日入場料より500円〜1000円ほど安く買えます。
入場料のことです。Entranceと表記される場合もあります。
with 1Drinkのことで、入場料にドリンクチケット1枚付いています。
DOOR : 2000円/1Dや、DOOR : 2000円/1dのように表記されます。
フライヤーはライブやイベントで配布する広告物や、店頭に置いてある紙のチラシなどを指す言葉です。近年は紙のチラシは減り、ウェブ画像のフライヤーが主流となっています。
2000円 w/F、2000円 with Flyerのように表記されます。紙のフライヤーを持って行ったり、スマホのフライヤー画面を見せることで割引を受けることが出来ます。
ゲストDJは文字通りの意味で、そのイベントを開催するにあたって特別にゲストとして呼ばれたDJのことです。一方、レジデントDJは毎回そのイベントでプレイしている看板DJということになります。
その他のクラブ用語を知りたい方は以下も参考にしてみてください。
おすすめは渋谷?イベント情報から遊びに行くクラブを選ぶ
クラブに行き始めたばかりの頃は、行ったことのないクラブに足を踏み入れるのはとても勇気がいるものです。
とくに音箱と呼ばれるようなクラブは、「すごい音楽に詳しい人たちが集まってて、他を寄せ付けないような雰囲気を持っているんじゃないか」と想像してしまいますよね。
でも実際には、話してみるとすごくフレンドリーな人が大半です。
それもそのはず、同じような音楽が好きで集まっている人たちですから当然ですね。
また、音楽に詳しい人というのは確かにいますが、「音楽に詳しくないから」といって人をバカにしたりする人はいません。
誰もが最初は初心者だということをみんな知っているからです。
とはいえ、初めて行くクラブは緊張するよねー
ということで、行き始めのころはどんなクラブを選ぶとイイのか考えてみましょう。
知り合いがいるイベントで選ぶ
最初のころは知り合いのDJやオーガーナイザー、店員さんなどがいる場所を選ぶとイイでしょう。
または詳しい友達がいる場合は、その人に任せて付いて行くのも良いですね。
初めての場所で知っている人がいるというのは心のオアシスですね。
有名DJのイベントで選ぶ
国内の人気DJや、海外の有名DJなどのイベントは多くの人が集まるので、イベントは盛り上がりますし、色んな人と話すチャンスも増えます。
知り合いが増えることで次回のイベントに行くきっかけになるかもしれません。
有名DJは金曜日、土曜日に出演することが多く、どのイベントでプレイするかはイベント情報サイトをみればすぐに分かりますよ。
クラブの箱のサイズで選ぶ
テクノ、ハウスが聴けるクラブやDJバーは渋谷付近にたくさん集まっています。
その中で大きめのクラブだと「初めて来た」という人も増えるので、最初の頃は大きめのサイズのクラブを選ぶのが良いでしょう。
小さな場所では時として来場者が全員知り合い同士で、初めて来た人は逆に目立ってしまうという状況になることがあります。
しかし、小さな場所では大きな場所では味わえない体験や、人との繋がりが出来やすいこともあるので、少し慣れて来たころにチャレンジすると良いですね。
ジャンルで選ぶ
自分の好きな感じの曲が流れていると単純にテンション上がりますので、緊張もほぐれますよね。
あなたがDJを目指している場合は好みが似ているDJ仲間も見つかるかもしれませんよ。
慣れて来たらとにかく色んなクラブに足を運ぶ
慣れて来たら、とにかく色々なクラブへドンドン行ってみるべきです。
クラブごとに流れる音楽は全然違いますし、来ている人も違ったりして色んな楽しみ方を味わえます。
ただ、クラブではとても大きな音が鳴っていますから、頻繁に行く人は耳の保護を忘れないように気を付けてください。
耳栓(イヤープロテクター)の購入がオススメです。
耳を休める日を作るのも大事ですね。
常時スピーカー前で頭をガンガン振るなんてのはやめてくださいね。笑
2軒目、3軒目とハシゴする
1軒目でクラブ活動を終えている人はいませんか?
もし、あなたが体力の有り余っている音楽好きだったら、2軒目、3軒目と燃え尽きるまで行っちゃってください。
クタクタに疲れるまで踊り明かすパーティーなんて、常識外れで素敵じゃないですか?