UDOがポリフォニック・バイノーラル・シンセ『Super 6 Desktop』を発表

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UDOがポリフォニック・バイノーラル・シンセ『Super 6 Desktop』を発表

世界最大のシンセサイザーの祭典Superbooth 2021がベルリンで開催され、その中で、2018年に設立されたイギリス・ブリストルに拠点を置く電子楽器メーカーUDO Audioが、同社のフラッグシップシンセ「Super 6」のデスクトップ版である「Super 6 Desktop」を発表しました。

「Super 6 Desktop」は、最先端のFPGAデジタル・ハードウェア・オシレーターとアナログ・テクノロジーの電圧制御による調和のとれた12ボイスのポリフォニック・バイノーラル・アナログ・ハイブリッド・シンセサイザーです。

昨年発表されたキーボード付きのシンセサイザー「Super 6」をはるかにコンパクトにした形状は、オプションで取り外し可能なラックイヤーを装備しており、19インチラックに取り付けることができます。また、机の上に置くための格納式リアフットや、モニターアームを使用するためのリアVESAマウントアタッチメントを備えています。

「Super 6 Desktop」は、フレキシブルで即効性があり、パワフルで洗練されたゴージャスなアナログ・トーンを備えています。キーボードの代わりにいくつかの異なるコントロールが搭載されていますが、「Super 6」とほぼ同じ機能を持っているように見えます。例えば、コーラス・セクションのボタンは2つではなく1つに減っていますが、同じFPGAテクノロジー、ダイレクト・デジタル・シンセシス、アルペジエーター、デジタル・エフェクト・エンジンを搭載しています。

また、バイノーラル・アナログ信号経路と柔軟なモジュレーションにより、豊かで進化したテクスチャーを簡単に作り出すことができます。

バイノーラルモードでは、それぞれのチャンネルの「耳」が完全なシンセサイザーボイスを持ちます。左右のオシレーター、アンプリチュード、フィルター(その他のパラメーターも含む)の相対的なデチューンとディフェージングが可能です。

繊細なものから極端なものまで、このユニークな機能により、音の「幅」を試すことができ、出力でパンされた従来のモノラル信号系列と比較して、3次元的な位置関係の感覚が向上します。このように、従来のボイスを2つ使用した6つの「スーパーボイス」を搭載していることから、「Super 6」と名付けられています。

UDO Audioは、この新しいシンセを「コンパクトで妥協のない形に仕上げた」とのことで、価格は£1949で、今年の秋に出荷される予定となっています。

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