Todd Terry(トッド・テリー)

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Todd Terry(トッド・テリー)

Grammy賞ノミネート経験のあるDJ・プロデューサーTodd Terryは1967年に生まれ、NYブルックリンで育ちました。

ターンテーブルを愛していたTodd Terryは、80年代初頭にNYでDJとしてのキャリアをスタートさせました。イタロディスコとヒップホップをプレイしていましたが、80年代半ばにヨーロッパのダンスミュージックのレコードを聴き始めて以来ハウスミュージックへシフトしました。

1987年にRoyal House名義でリリースした「Can You Party」が、Todd Terryがハウスミュージックとして作った最初の作品でした。この曲は、The Jacksons、Marshall Jefferson、Malcolm X、Afrika Bambaataaなどをサンプリングし混ぜ合わせた、現代で言うところのマッシュアップ作品で、Jungle Brothersの「I’ll House You」の元ネタとしても使用されています。

Royal House – Can You Party (Club Mix)

さらに1987年には、友人であるKenny Dopeから「Masters At Work」の名義を借りて「Alright Alright」と「Dum Dum Cry」がリリースされました。しかし、この後、Kenny DopeとLouie Vegaがプロダクションチームを結成することになったため、「Masters At Work」の名義は2人のもとに返還されました。

Todd Terry Project、House Of Gypsies、Royal Houseなど数多くの別名義を使ってリリースされた初期の作品は、ヒップホップのサンプリング技術とハウスミュージックを融合させた画期的な作品として評価されています。

90年代半ばには、イギリスの人気クラブ、Ministry of SoundのレーベルからMartha WashやJocelyn Brownと言った名だたる歌姫をフィーチャーした作品「Keep On Jumpin」や「Somethin Going On」と言ったアンセムを生み出しました。

Todd Terry Presents Martha Wash & Jocelyn Brown – Keep On Jumpin (Tee’s Freeze Mix)

リミキサーとしても、Annie Lennox、George Michael、Bjork、Jamiroquai と言った有名アーティストのリミックスを数多く手がけ、その人気を不動のものにします。中でもEverything But The Girlの「Missing」のリミックスは世界的な成功を記録し、最大のヒット曲となりました。

Todd Terryの功績はヒップホップの手法とハウスミュージックを融合させ、新しいハウスミュージックの方向性を示したことでしょう。ハウスミュージックを語るうえで外すことのできない最も影響力のある一人です。

その活動は30年以上にわたり、過去から現在まで数多くのダンスフロアを支配し続けています。

Todd Terryのおすすめ曲

Gypsymen – Hear The Music (Def Club Mix)

House Of Gypsies Featuring Al Wise – Another Worry (TNT Vocal)

Nina Simone – Feelin’ Good (Todd Terry Remix)

Soul Speech & Todd Terry – Feelin’ 

Todd Terry & Tuff London – Psychodrama feat. Jasmien Nanhekhan (Original Mix)

Todd TerryのDJ Mix

Todd Terry @ Defected Croatia 2017 (BE-AT.TV)

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