Ron Trent(ロン・トレント)

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Ron Trent(ロン・トレント)

シカゴハウスの歴史を語る上で欠かすことのできない重要人物Ron Trent、現在まで30年近いキャリアを誇るまさにレジェンドです。

80年代初頭のシカゴでディスコからハウスミュージックへと変化を遂げた激動の時代をリアルに体験しながら成長しました。

70年代後半にレコードプールを運営していた父親の影響からレコード集めを始めたことをきっかけに、音楽の世界への旅がスタートしました。

また父親はパーカッショニストでもあったため、Ron Trentは幼少期よりパーカッション演奏を行なっていました。

1986年にRoland TR-626とTR-909と小さなキーボードで製作を開始すると、高校生の時「Altered States」を録音しました。この曲は1990年にArmandoによるレーベル「Warehouse Records」からリリースされました。

そしてシカゴのハウスシーンの中だけではなく、テクノをプレイするDJ達からも高く評価されてクロスオーバーなヒットを記録しました。

90年代初頭、Ron TrentはJiveレコードのHouse・R&Bの制作チームで、Jazzy Jeff&The Fresh Prince、Kool Moe Dee、High Five、Lidell Townsell、M.T.F.などをプロデュースしていた「Hula&Fingers」と共同制作を始めました。フラ&フィンガーズの指導のもと、MPCの扱い方やキーボード、サウンドエンジニアリングなどを多くを学び、音楽制作のスキルは高められていきました。

その後、デトロイトのプロデューサー「Chez Damier」と共に制作を開始し、1993年には共同でレーベル「Prescription Records」を設立しました。

ベルリンを中心に活動する「Maurizio」等とも共同制作を行い、ハウスだけではなくテクノ方面へもアプローチを掛けました。

90年代後半Ron Trentはニューヨークに活動拠点を移し、ダウンタウンにある伝説のナイトクラブVinylで彼自身のイベントを主催しました。そこでのプレイで彼はDJ・プロデューサーとして大きな成功と収め、多くの尊敬を集める事となりました。

更に2000年に入るとレーベル「Giant Step」を通してネオソウルとジャズの融合と言う新しい道を切り開きました。また毎週「Shine」にてGiant Stepのパーティーを開催し、こちらも多くのリスナーたちから絶大なる支持を集めました。
「Giant Step」レーベルではJody Watley、Anastacia、Donnie、Carl Hancock Rux、Linaと言った多くの実力派アーティストを支援しました。

レーベルでの功績は後にTony Allen、Chucho Valdes、4Hero、Amp Fiddler、Groove Collective等のアーティストとのコラボレーションのきっかけとなりました。レーベル運営以外にもベルリンやロンドン・東京などで音楽愛好家やマニア向けにもプレイしています。

現在では活動の拠点をシカゴに戻していますが、Ron Trentの音楽への飽くなき旅は続いています。

Ron Trentのおすすめ曲

Ron Trent – Morning Fever

Ron Trent Presents The Kings Dub – The Rhythm

Ron Trent – Love to the world

Ron Trent – Jazz Funk Freedom

Ron Trent – It’s Hot

Ron Trent – As Is Above So Is Below (Original Mix)

Ron Trent – Sweetness

Ron Trent ft Leroy Burgess-Tell Me

Ron Trent – Traveler

Ron TrentのDJ Mix

Ron Trent Boiler Room Chicago DJ Set

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