Playtronicaからターンテーブル型シーケンサー『Orbita』が登場

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Playtronicaからターンテーブル型シーケンサー『Orbita』が登場

壁掛け時計やオープンリール式のテープマシンなどからインスピレーションを得たという「Orbita」は、ターンテーブルに置かれたおはじきのような小さなディスクを介して、物理的な動きを伴うシーケンサーです。

「Orbita」は、ロシアのPlaytronicaというガレージ・メーカーの創設者であるSasha Pasと、スウェーデンを拠点とするデザイナーAxel Bluhmeによって実験的なインターフェイス・デザインを持つことになりました。

  • 4つの軌道、金属製トラック、それに対応する4つのセンサー
  • 12色のマグネットディスクとカラーステッカー
  • リファレンス・パターングリッド(ディスク、つまり音符やトリガーをグリッド外に配置することも可能)
  • スタンドアローンモードで使用できる付属のWebアプリ
  • USB-C接続(ケーブル付き)
  • オープンソースのファームウェア

といった特徴がある「Orbita」は、ターンテーブルの上ですべてが行われるため、シンプルなインターフェースに様々な可能性を秘めています。スピードやトラック上の物理的な配置をアナログでコントロールでき、ターンテーブルを直接回してシーケンスを「スクラッチ」することもでき、4つのトラックのミュート/アンミュートも可能です。

Playtronicaでは、これまでにもフィジカル・インタラクションに取り組んできました。

左右両端にタッチ・プレートを備え、人間の体を伝導体として使うUSBコントローラー「Touch Me」や、果物や野菜を電極として使用し、MIDIノートを生成してUSBから出力するデバイス「Playtron」などです。

「Orbita」は、電気機械的なキネティックデザインの金属製のトラックの上に、カラーディスクが置かれたターンテーブルがあります。USB-Cを採用したことで、パソコンだけでなく、スマホやタブレットにも接続できるようになり、巧妙なソフトウェアはシンプルな教育的な遊びから、より高度なスタジオやパフォーマンスでの使用まで、クリエイティブな可能性を広げます。

Playtronicaは、音楽とのインタラクションやデザインに関連するプロジェクトを次々と立ち上げており、ソフトウェアやファームウェアによってツールの創造的な可能性を拡げています。

この実験的なデバイスはまもなく、Kickstarterで250ユーロという価格でクラウドファンディングを開始するとのことです。

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