台湾のレコードプレス工場『Mobineko』が限定盤のためのエクスプレスサービスを開始
台湾のレコードプレス工場<Mobineko>が、限定生産のレコードプレスのために納期を短縮するエクスプレスサービスを開始しました。
2021年に購入されたアルバムのほぼ4分の1（23％）がレコード盤だったとイギリスで発表され、レコード売上が1991年以来初めて500万枚を突破し、14年連続でレコードのマーケットが成長していることを示すように、近年レコード盤の販売がブームとなっています。
そのため、レコード盤の製造の遅れ、膨大な需要、コストの上昇により、多くの発売が延期され、レコード盤制作を希望する人々にとって非常に困難な状況が続いていました。
レコードの需要が30年ぶりの高水準に達したことから、プレス工場の設備が増強される中、<Mobineko>は過去数年間かけて開発してきた新しい納期短縮サービスを発表しました。
「Mobineko Express」と名付けられたこのサービスは、小ロットプレスのために迅速かつ効率的であることを目的とした新型のプレス機を導入し、25枚から100枚までのレコードが約4週間で納品されるとのことです。
同社は、「エクスプレスサービスでは、本サービスと全く同じ素材と品質管理を受けることが出来ますが、注文は100枚以下に厳しく制限されています。注文は簡素化され（カッティングスタジオの選択は不可）、包装オプションの種類も少ないですがシンプルかつ迅速な対応が可能です。」 と述べています。
このサービスは、まず<Mobineko>の既存の顧客に対して提供され、将来的には拡大する予定となっています。
<Mobineko>では、エクスプレスではない通常のサービスの場合でも、50枚で120,720円、250枚で200,810円という料金でプレスを行うことが出来ますが、現在納品までには半年ほど時間が掛かるようです。
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