Marshall Jefferson(マーシャル・ジェファーソン)

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Marshall Jefferson(マーシャル・ジェファーソン)

Marshall Jeffersonは1959年イリノイ州シカゴで生まれました。郵便局に務めるロック好きの青年でしたが、80年代前半に友人の女性に連れられてRon Hardyの「The Music Box」に行き、衝撃を受けダンスミュージックにのめり込むようになりました。

ハウスミュージックシーンで始めて作られたレコード、Jesse Saundersの「On & On」が84年にリリースされると、Marshall Jeffersonもダンスミュージックの制作を決意しました。楽曲制作を開始するため、9,000ドルを使いシンセやドラムマシン、レコーダーなどの音楽機材を買い集めたといいます。当時は無名ながらもその楽曲は高く評価されていました。

その後、のちの伝説のレーベル「Trax Records」のオーナーLarry Shermanと出会い、1986年にTrax Recordsからシングル「Move Your Body」をリリースしました。アメリカ国内だけにとどまらず、Paul OakenfoldやDanny Rampling等のヨーロッパのDJ達からも絶大な支持を受け、シカゴハウスの最高傑作として現代まで語り継がれるアンセムとなっています。

Move Your Bodyはピアノが特徴的なトラックですが、Marshall Jeffersonはピアノの演奏が出来なかったため、40〜60BPMでピアノを録音し、後から122BPMにスピードアップしたそうです。

Marshall Jefferson – Move Your Body

その後ハウスミュージックが全盛期を迎えると、Virgo、Jungle Wonz、Hercules、Truth、On The Houseなど様々な名義で楽曲を製作しました。Marshall Jeffersonがプロデュースを行なった、CeCe Rogers の「Someday」、Ten Cityの「Devotion」は歴史的名曲として高い評価を受けています。

CeCe Rogers – Someday (12” club mix)

Ten City – Devotion (original version)

1987年にはFrankie Knuclesと共にイギリスで初のハウスミュージックツアーを行いました。その後、シカゴからロンドンに拠点を移した後も精力的に活動を続け、DJ Pierreと「Clap Your Hands」、Todd Terryと「Party People」等の名曲を世に送り出しました。

90年に一旦休養期間に入りますが、93年にはDJを復活しエセックス州のBillericayに移住します。そこで「Tribal Gathering」「Big Love」という2つの大きなイベントでレジデントを5年間務めました。

Marshall Jeffersonは、Frankie Knucklesや、Ron Hardyなどと共にハウスの歴史を語る上で欠かすことのできないアーティストの1人であり、現在までプレイを続ける数少ないレジェンドDJの一人です。

Marshall Jeffersonのおすすめ曲

Marshall Jefferson Presents Hercules – Lost In The Groove

Sleezy D – I’ve Lost Control

Marshall Jefferson – Mushrooms

Marshall JeffersonのDJ Mix

MARSHALL JEFFERSON house set in the The Lab NYC

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