Louie Vega(ルイ・ベガ)
Louie Vegaは、音楽家ファミリーに生まれました。”Little” Louie Vegaと呼ばれているのは、父親が有名なジャズのサクソフォン奏者のLuis F. Vega Sr.で、父親と区別するためです。叔父はプエルトリコサルサグループ「Fania All-Stars」の歌手で「La Voz(声)」という愛称をもち、ニューヨークで活躍したHéctor Lavoe(エクトル・ラボー)です。
そのため、家の中は常に音楽にあふれ、幼いころからジャズ、サルサなどのラテンミュージック、アフロミュージックなどを聞いて育ち、6歳から11歳までの5年間はクラシックピアノを学びました。ニューヨークのブロンクスで開催されるAfrika Bambaataaのパーティーには必ず参加してアフリカのリズムを身体中で吸収していました。
また、Louie Vegaの姉がニューヨークのクラブ「Paradise Garage」によく通っていたので、一緒に行くこともあり、そのためクラブミュージックに興味を持つようになったのです。
そして、小さいころから聞いていた音楽をベースにして、1985年にブロンクスで本格的にDJを始め、1986年から音楽の制作を始めました。1991年に、サルサ・シンガーのMarc Anthony(マーク・アンソニー)と一緒にアルバム「When The Night Is Over」をリリースしました。ハウスとラテンが溶け合っている珠玉の1枚です。
1990年からはヒップホップDJとして活動していたKenny Dope(ケニー・ドープ)と組んでMasters At Workとして活動を始めました。そして映画「マンボ・キングス/わが心のマリア(原題:The Mambo Kings)」でも使われた「Ran Kan Kan」をリミックスし、ビルボードにランク入りしました。
その後もMasters At Workは、曲を次々発表し、次々とヒット曲を生み出しました。1996年には自身のレーベルを立ち上げ、バンド形態で作成されたアルバム 「Nuyorican Soul」を発表しました。Nuyoricanとは、ニューヨークで生まれ育ったプエルトリコ人のことで、自分たちのルーツに焦点を当てた作品です。このプロジェクトの成功により、Montreaux Jazz FestivalやNorth Sea Jazz Festivalなどのジャズ・フェスティバルに出演し、クラブミュージックの枠を超えた活動で彼らの地位は揺るぎないものになりました。
2003年にはソロプロジェクトであるElements of Lifeを立ち上げ、Anane、Raul Midon、Domingo Quinones、Albert Sterling Menendez、Dimitri from Paris、Blaze等をフィーチャ−し、自身のレーベルVega Recordsより初のソロアルバムをリリースしました。
また、2006年にはCurtis Mayfield 「Super Fly」のリミックスでグラミー賞のベスト・リミキサー賞を受賞した。
Louie Vegaのおすすめ曲
Louie Vega & Jay Sinister Sealee – Diamond Life (Dance Ritual Mix)
Louie Vega – Mozalounge (12″ Mix)
Louie Vega – Thousand Fingered Man
Louie Vega Starring Axel Tosca – Sunlight (Louie Vega Roots Mix)
Amp Fiddler – So Sweet feat. Neco Redd (Louie Vega remix)
Elements Of Life – Inspirational (Original Mix)
Sylvester – Dance (Disco Heat) (Louie Vega Re-Touch Main Mix)
Louie Vega – Get With The Funk Featuring Josh Milan
Louie VegaのDJ Mix
Louie Vega @ Times Square Transmissions 12 18 2018