Larry Heard(ラリー・ハード)

Larry Heard(ラリー・ハード)

Larry Heardの存在がハウスミュージックをディープなものに変化させDeep Houseを生み出したと考えられています。ハウスフリークであれば歴史的名曲「Can You Feel It」を作ったMr.Fingersといえば誰もが認識するでしょう。

Larry Heardは1960年イリノイ州シカゴで生まれました。ブルース、ロック、ジャズ、ソウル、ゴスペルなどを聞いて育ち、両親や兄弟達がピアノとギターを演奏するため、自然といくつかの楽器を弾くことが出来るようになりました。17才の時にドラムを学び始め、バンドを組み音楽活動を始めます。

ラリーには音に対してのビジョンがありましたが、バンド仲間たちはドラマーの意見など聞き入れようとしませんでした。不満が募ったラリーは1984年にバンドを脱退すると、Rolandのシンセサイザー「Jupiter-6」とドラムマシン「TR-707」を購入し、一人で楽曲制作を始めました。

その数日後にはハウスミュージックの歴史を作る3曲「Can You Feel It?」「Mystery of Love」「Washing Machine」のプロトタイプが完成しました。友人にデモを聞かせたところ「Warehouseの音のみたい」と言われ、クラブシーンに興味を持ち始めました。

その頃、共通の知人を通じて、シカゴのクラブでDJ兼シンガーとして活動していたRobert Owensに出会いました。初めてのセッションで「A Path」という曲のレコーディングが行われて、これを機にRobert Owens、さらにダンサーだったRon Wilsonを加え「Fingers Inc」が結成されました。

Larry Heardはバンドシーンで活動していたため、クラブシーンに関しては全く知りませんでしたが、「DJとして活動していたRobert Owensが顔が利き、クラブシーンと自分を繋げてくれた」と後に語っています。

なお、「Mystery of Love」はいくつかのバージョンが存在しており、最初のプロトタイプはラリーがアセテート盤を3枚作り、1枚を自分用に、次の1枚をFrankie Knucklesに渡し、もう1枚がRon Hardyに渡された。

1988年にTrax Recordsからソロ名義のMr. Fingersとして「Amnesia」を、Fingers Incとして「Another Side」をリリースしました。どちらも歴史的名作としてシカゴハウスの歴史を語る上で欠かすことのできない作品となりました。

Mr. Fingers Ammnesia (Original 12″ mix)

その後、1989年には「French Kiss」で一世を風靡するLil Louisのデビューアルバムの制作にも携わりました。

1991年にはMr.Fingers名義でMCA Recordsと契約を交わし、翌年正式なデビューアルバム「Introduction」をリリースし世界的なヒットとなりました。

現在はシカゴからテネシー州メンフィスに居を移し、コンスタントにアルバムやシングルをリリースしています。世界中を飛び回り精力的に活動を続け、今も現役で活躍している数少ないレジェンドの一人です。

Larry Heardのおすすめ曲

Mr.Fingers – Stars

Mr. Fingers – Closer

Larry Heard – Black Oceans

Loosefingers – When Summer Comes

Loosefingers – Dreaming Of Better Days

Kai Alce Feat. Rico & Kafele Bandele – Take A Chance (Larry Heard Vocal Mix)

Mr. Fingers – Full Moon

Larry Heardのドキュメンタリー

How Larry Heard made house music deep | Resident Advisor

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