Jesse Saunders(ジェシー・サンダース)

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Jesse Saunders(ジェシー・サンダース)

最初のハウスミュージックレコードを作ったと言わているJesse Saunders。評論家や彼を知る人は「ハウスミュージックの先駆者」と呼んでいます。

Jesse Saundersは1962年イリノイ州シカゴで生まれ、15歳の時シカゴのクラブシーンでDJとしてのキャリアをスタートさせました。ニューウェーブや エレクトロ、ディスコ、シンセポップなどをプレイしていました。

1983年になると、友人たち数名と共に出資して、シカゴに大型クラブ<Playground>をオープンし、レジデントDJを務めるようになりました。そのころ、Playgroundの常連であったVince Lawrence(ヴィンス・ローレンス)と出会い、彼の父親が経営するMitchbal Recordsからレコードを出そうと制作を始め、「Fantasy」という曲が生まれました。

Jesse Saundersは自分のレコード会社からリリースしたかったが、結局はVince Lawrenceの所属していた地元のバンド「Z-Factor feat. Jesse Saunders」という形でリリースされることになりました。

Z-Factor featuring. Jesse Saunders – Fantasy – Vocal Mix

1984年に彼は自身のJes-Say Recordsを設立し、Vince Lawrenceとの共同プロデュースによる「On & On」をリリースしました。この曲は「Fantasy」を元に制作された楽曲で、シカゴハウス史に残る名曲であり、最初にレコードプレスされたハウスの作品だと言われています。

Jesse Saunders – On And On

実際には、「On & On」以前にハウスミュージックは制作されていましたが、テープマシンで制作されたテープ作品ばかりで、レコードとしては制作されていませんでした。

その後も、Jesse SaundersとVince LawrenceのコンビはRoland TR-808/Korg Poly-61/Roland TB-303など多くの電子楽器を使用し、「Funk U Up」「Real Love」「Love Can’t Turn Around」「Dum Dum」等の 数多くの名曲を製作しました。

Jesse Saundersの著書『ハウス・ミュージック──その真実の物語』では当時のハウスミュージックシーンが多く語られています。80年代初頭のシカゴで発展したハウスミュージックは、アンダーグラウンドで起きたムーブメントの為、当時を知る人からの情報や歴史はとても少なく、未だ謎に包まれた部分が多くあります。Jesse Saundersの著書は当時を知ることが出来る貴重な資料のひとつとなっています。

また書籍だけにとどまらず、BBCやChannel 4によってJesse Saundersを特集したハウス創成期のドキュメント番組が多数制作されました。

現在でも制作活動やリリースを積極的に行うと同時に、講師としてもJesseはRed Bull Music Academy・WMCを始め世界中の大学で精力的に講演を行っています。

80年代から現代まで長きに渡って活躍し続けるその功績はハウスミュージックの伝説として今後も語り継がれていくことでしょう。

Jesse Saundersのおすすめ曲

Jesse Saunders featuring The Badd Chicks – Funk-U-Up

Jesse Saunders – Yeah

Jesse’s Gang Featuring Jesse Saunders ‎– Real Love

Jesse SaundersのDJ Mix

Jesse Saunders – The Originator of House (Part One)

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