DJ Harvey(DJハーヴィー)

DJ Harvey(DJハーヴィー)

リビングレジェンド・DJ Harveyといえば、「DJ界のキース・リチャーズ」とも評され、そのワイルドな出で立ちとジャンルに囚われない懐の深いDJプレイが魅力の人物ですが、ジャンルレスな彼のプレイスタイルは、彼の生い立ちも影響しているのかもしれません。

レコード好きな母親のもとにロンドンで生まれたDJ Harveyは幼少期よりたくさんの音楽を聞いて育ちました。10代のときにケンブリッジでパンクバンド・Ersatzのドラマーに抜擢され、音楽キャリアをスタートさせました。7インチシングルで発売された「Smile in Shadow」を聞くと、荒削りなパンクサウンドで、今の彼のスタイルと重ねたときに、意外性とともに妙に納得のいく印象を受けます。

その数年後、ニューヨークを旅した際、彼はヒップホップカルチャーに大きな刺激を受け、すぐさま、手元にテクニクスのターンテーブル2台を揃えたといいます。

1980年代には地元のクラブ・ZAPにてパーティーを催し、DJキャリアの始点となるべき経験を積みました。ヒップホップからエレクトロ、ハウス、ディスコ、ガラージへとDJの幅が拡がって行き、ここではさまざまなジャンルからの選曲が行われていたということです。キャリアのはじめから、すでにハーヴィー・スタイルが確立されていました。

ロンドンのGardening Clubで毎週行われていたパーティー「Moist」、そして、Ministry of Soundでのレジデントを経て、DJとして不動の人気を獲得していきました。

また、DJ Harveyの実績として忘れてはならないのは、リエディットの再評価を成し遂げた点です。トム・モウルトンやラリー・レヴァン、ロン・ハーディーなどのディスコ時代のエンジニアやDJが編み出した手法であるリエディットは、原曲の一部をループさせ、意図的に曲を引き伸ばし、より踊りやすく、よりミックスしやすくするためのトラックメイク術です。

今ではこの手法は洗練・発展したカタチで若手トラックメイカーたちに引き継がれていますが、先のディスコ時代以降は、一度陰りをみせていました。

しかし、DJ Harveyはリエディットの手法を再評価し、自らがリエディットしたトラックを多数リリースしていきました。彼とバイナルジャンキーであるGerry Rooneyによるディスコ・リエディット・レーベル「BLACK COCK」からリリースされる楽曲は、90年代にヒットを生んだことにより、リエディットという手法は再び脚光を浴びるようになり、今日へと引き継がれています。

Black Cock – Juicy Sushi

現在もなお、第一線で活躍するDJ Harveyは、昨今のEDM人気により、EDM勢がひしめくDJランキングにも、頻繁にランクインし、キャリア30年余りたった今でもその勢いは衰えることを知りません。

世界最高峰との呼び声高いドイツのクラブ「Berghain・Panorama Bar」や、世界最大級のフェス「Coachella」への出演など、世界各地のクラブ、フェスティバルへ精力的に出演しています。

DJ Harveyのおすすめ曲

DJ Harvey – Keep On Trying

Pleasure – Joyous (DJ Harvey Re-Edit)

Persuasion – The Bone (Latin Power Dub)

DJ HarveyのDJ Mix

DJ Harvey Ray-Ban X Boiler Room 007 Milan DJ Set

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