Defected RecordsがLabelRadarと提携し、新たなアーティストを募集

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ハウスミュージック・レーベルのDefected RecordsがLabelRadarと提携したことを発表しました。

LabelRadar(レーベルレーダー)はアーティストがレーベルにデモ音源を提出するためのプラットフォームですが、2022年にBeatportグループに買収され、現在は同社の音楽サービス部門の一部となっています。

この提携により、LabelRadarからデモ提出にアクセスできるようになり、世界中の意欲的なアーティストがDefected RecordsのA&Rチームに作品をアピールできるようになるといいます。

新進気鋭のアーティストは、Defected Recordsだけでなく、D4 D4NCE、DFTD、Glitterbox、Big Love、Soulfuric、Nu Groove、Classic、4TTF、DVINE Sounds、Stay True Sounds、The Remedy Projectなど、世界中から注目を浴びているDefected Recordsのサブレーベルにもトラックを提出するチャンスを得ます。

LabelRadarの共同設立者であり、サービスのビジネス開発ディレクターであるEd Brewは以下のように述べています。

「Defected Recordsは、エレクトロニック・ミュージック界で最も尊敬され、象徴的なレーベルのひとつです。有名な楽曲のリリースに加え、彼らの社会貢献活動への功績は、この業界の可能性を示す輝かしい例です。この契約により、アーティストはDefectedの意思決定者にアクセスすることができ、チャンスを得ることができます。私たちは彼らをLabelRadarに迎えることができることを嬉しく思います」

1999年にSimon Dunmoreによって設立されたDefected Recordsは、国際的なハウス・ミュージック・コミュニティの礎石としての地位を固めてきました。

チャートを賑わすダンスフロアの象徴的な曲のレパートリーを誇り、ハウスミュージック業界を牽引しています。

2022年にDefected Recordsは買収され、Simon DunmoreからWez SaundersにCEOが変わっています。

Wez Saundersは次のようにコメントしています。

「20年近くにわたり発展途上のアーティストと仕事をしてきた私にとって、新しい才能の発掘と育成は重要な課題です。LabelRadarを利用することで、このプロセスを合理化し、A&Rがレーベルのためにデモをチェックしレビューする時間を増やすことができるソリューションを見つけたと信じています」

LabelRadarでは、Defected Records以外にも、Toolroom、Armada、Monstercat、Mixmash、Heldeep、Anjuna、NCS、Blanco y Negro、Drumcodeなどのレーベルがプラットフォームを活用しています。

BeatportグループのCEO、Robb McDanielsは以下のように述べています。

「イノベーションを育成し、DJコミュニティーのつながりを育むことは、Beatportの使命の中核をなすものです。このパートナーシップは、LabelRadarとBeatportが音楽発掘のダイナミクスを再構築し、次世代のエレクトロニック・ミュージックの名手を世界的なステージに押し上げるための大きな前進を意味します。どのレコードレーベルにも溢れるデモの洪水を処理することは、爽快でありながら厳しいものです。LabelRadarは、プロセスを合理化し、アーティスト開発に集中するための貴重な時間を解放し、優れた音楽的才能を育てるという我々のコミットメントを推進するものです」

現在、LabelRadarまたはDefected Recordsのウェブサイトからデモを提出できます。

LabelRadarではクレジット制が導入されており、無料のLITEプランと有料のPROプランが用意されていますが、LITEプランの場合でもデモの提出は可能です。

レーベルやプロモーターに楽曲を提供するには5クレジットが必要なのですが、クレジットを使い切ると毎月5クレジットが無料でもらえます。

また、リミックス・コンテストなど、プラットフォーム上で開催される「Opportunities」と呼ばれるイベントに参加する際はクレジットは必要なく、こちらからでも様々なレーベルにアピール出来るようになっています。

PROプランの場合は月額14.99ドルで毎月70クレジットが追加され、拡張機能が使えたり、いち早く聴いてもらうための優遇があったりします。

LabelRadarの良いところは、送ったデモがレーベルにちゃんと聴いてもらえたかどうかがわかるところです。

誰かがデモを聴くと、すぐにあなたのデモに興味を持ったかどうかを知らせる通知が届きます。

30日以内にレーベルから何のアクションもない場合は、自動的にクレジットが払い戻されるため、デモを送ったあとモヤモヤしなくて良い仕組みになっています。

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