ベストハウスミュージックトラック2019

2019年ベストハウスミュージック【15トラック】

今年もたくさんの良い曲があり、心と体を揺さぶられました。

ハウスミュージックラバーズが選ぶ2019年のベストハウスミュージック15曲をおすすめさせて頂きます。

世間一般の人気度は考慮せず、単純に良いと感じたトラックを独自の観点でチョイスしました。新たな発見に結びつく曲がお届け出来れば幸いです。

ランキング形式ではなく、似た雰囲気の曲順で並べてありますので気になった曲があればその前後の曲もチェックしてみてください。

2019年ベストハウスミュージック【15トラック】

Scruscru – Waka-no-ura Bay [LTDWLBL]

ロシア人プロデューサーAnton Bogomolovによるプロジェクト”Scruscru”がベルリンのレーベル「LTDWLBL」からリリースした作品で、和歌山県にある日本遺産「和歌の浦」にちなんで名付けられたトラックです。

よれたループサンプルのイントロから始まり、ジャズの要素が散りばめられ、時折ダビーなエフェクト処理がされる最高のビートダウン作品。まだそれほどリリースがないScruscruですが、今後の活躍が見えるアーティストの一人です。

A Man Called Adam – Higher Powers (Aleksandir Remix) [Other]

A Man Called Adamのトラックをイスタンブールのアーティスト”Aleksandir”がRemixした作品。メランコリックな旋律と、特徴的な音質のコロコロしたリズムトラックがGOOD。

Aleksandirは「Tessellate」レーベルからリリースしたトラック「Yamaha」がヒットし、その後も少ないリリース量ながらもコンスタントに良作をリリースしています。

Admin – Adjust Your Love [Better Listen Records]

ディスコ、ハウス、ビートダウンをリリースするワシントンDCのレーベル「Better Listen Records」からの作品。絶妙なサンプル選びでエディットされたチルな雰囲気がイイです。カフェやバーなどによく合いそうです。

UKのブリストルに拠点を置くアーティスト”Admin”は、ソウル、ディスコ、ジャズなどのレコード愛から、サンプリングした作品で良作を連発しています。

Four Tet – Teenage Birdsong [Text Records]

イギリスのポストロックバンド”Fridge”の元メンバーである”Kieran Hebden”のソロプロジェクト”Four Tet”。ポストロック、エレクトロニカ、さらにはハウスミュージックまで、エレクトロニック・ミュージック界で多大な影響力を持つFour Tetが2019年末にリリースした作品です。

一音一音に施されたサウンド・プロセスと、センスよく配置された生活環境音に後半のリズミックなアルペジオと幽玄なコーラスが絡まり抜群です。

Vid – Ansam [Hashplant]

Rhadoo、Petre Inspirescu、Raresh、Livio & Robyなどのアーティストが活躍する「ルーマニアン・ミニマル」と呼ばれるルーマニア産のミニマル・ハウス。ルーマニアン・ミニマル界の急先鋒である”Vid”は、”Egal 3″名義でも活躍するSorin Rastoacaの別名義として知られています。

変動するミニマルなリズムと、モーフィングする背景音によって構成される空間に感覚が研ぎ澄まされ、異次元へと引きずり込まれます。

Two Shell – Heart Piece [Livity Sound]

サウス・ロンドンのニュー・アーティスト”Two Shell”によるデヴュー・シングル。90年代後半から00年代前半にかけてのサウスロンドンのアンダーグラウンドシーンから影響を受けたというデュオが放つモダン・ブリストル・サウンド。

単純な四つ打ちではないリズムに、ベントされるホーンライクなシンセが絡み合い何度も聴き返したくなる作品です。

Martin Buttrich – Northeast [Planet E]

Loco Diceと共にレーベル「Desolat」を運営するMartin Buttrichによって、デトロイトテクノの重鎮Carl Craigのレーベル「Planet E」からリリースされた作品。Planet Eからは大ヒットを記録したトラック「Full Clip」以来、10年ぶりのリリースとなりました。

タイトなリズムセクションと、デトロイティシュな分厚いユニゾンシンセコードが高揚感をもたらす大箱向きなトラック。レコードで聴くと最高です。

Harry Romero – Purge [Cécille Records]

Nick CurlyとMarc Schollによって設立された「Cécille Records」からリリースされた”Harry Romero”の作品。じわじわと熱を帯びてくる展開とグルーヴは流石のクオリティです。

20年に渡り活動してきたニュージャージーのプロデューサーHarry Romeroは、Subliminal、Toolroom Trax、Ovum Recordingsといった名だたるレーベルからリリースを重ねてきましたが、2019年に入って、活動を活発化させ再び注目を集めています。

JKriv Feat. Adeline – Vertigo (Original Club Mix) [Z Records]

UKハウス・シーンの大御所Joey Negroが運営するレーベル「Z Records」からのリリースで、ブルックリンを拠点に活動するマルチインストゥルメンタリストの”JKriv”が、同じくブルックリンのシンガー”Adeline”をフィーチャーした作品。

心地よいカッティング・ギター、腰をくねらせるベースラインにフィリーなストリングス、全人類が好きな音楽。突き抜けるボーカルとNu Disco感溢れるブレイクも最高です。

The Vision featuring Andreya Triana – Heaven [Defected]

UKのブリストルのミュージシャンBen Westbeechと、USのディガーKONとで結成されたユニット”The Vision”がDefectedからリリースした作品。ヴァイナルは7インチでカットされており、ディガーらしいこだわりが伺えます。

Flying LotusやBonoboなどと共演し、Ninjatuneからアルバムもリリースしている”Andreya Triana”をフィーチャーした本作はスマッシュヒットを記録し、その後、Nightmares On Wax、Mousse T.によるリミックスバージョンもリリースされました。

Hotmood – Burning Desire [Ravanelli Disco Club]

新興レーベル「Ravanelli Disco Club」の初リリース作品で、Eddie Russ「Zaius」をネタに使ったトラック。ネタ元のオリジナル音源も最高ですが、Hotmoodの現代的にビルドアップされたトラックも最高のダンスミュージックに仕上がっています。

“Hotmood” は、Tugboat Editsからリリースされた作品で注目を集め、今やNu Disco、Beatdownシーンに欠かせない人気のメキシコ人プロデューサーです。

The Patchouli Brothers – Like A Dream [Barefoot Beats]

ブラジル、サンパウロのリエディット・レーベル「Barefoot Beats」からリリースされたカナダのアーティスト”The Patchouli Brothers”の作品。不思議な魅力のボーカルと爽やかなフィーリングの一枚。

Laurent Garnier、Jacques Renault、Crazy PのリーダーHot Toddyなどにプレイされています。

Smith & Mudd feat. Quinn Lamont Luke – The Distance (Ron Basejam Remix) [Adventures In Paradise]

UKバレアリック・シーンの名門レーベル「Claremont 56」を主宰するSmith & MuddがニューヨークのQuinn Lamont Lukeをフィーチャー。

Crazy Pのメンバーとしても知られるRon Basejamによって歯切れの良いリズムトラックにリミックスされています。ドナルド フェイゲンの作品を彷彿とさせるようなAOR感溢れる秀作。

Kraak & Smaak – In Plain Sight (feat. IVAR) [Boogie Angst]

オランダのエレクトロニック・トリオ”Kraak & Smaak”がリリースしたアルバム「Pleasure Centre」からの一曲。モダンディスコな曲調を得意とし、これまでも数々の名トラックを制作してきました。

これまではアンダーグランウンドな匂いが残ったサウンドでしたが、「In Plain Sight」を含む今作のアルバムではコード感、展開、音質などがポップスフィールドへ一気にブレイクスルーした感があります。

YUKSEK feat. Processman & Henriq Ch – Do Beijo [Partyfine]

民族的なトライバルとブラジリアンミュージックの要素が入り混じった傑作ハウスミュージック。

フレンチ・エレクトロニック・シーンで活躍するプロデューサー・DJの”Yuksek”は、パリ音楽院でピアノを学び、いくつかのインディー・バンドで活動した後にエレクトロニック・アーティストとして活動を開始。

ダンスミュージック制作以外にも、イベントのオーガナイズや映画音楽を手掛けるなど多彩な才能を発揮しています。

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