BehringerがMinimoogのクローン・4ボイスシンセ『Poly D』を発表

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BehringerがMinimoogのクローン・4ボイスシンセ『Poly D』を発表

Berhringer(ベリンガー)はここ最近、矢継ぎ早に名機と呼ばれるシンセサイザーのクローン製作に力を入れていて、シンセサイザーファンに驚きと喜びを与えていますが、この度、モーグ社「Minimoog Model D」のクローンで4ボイス・ポリフォニック版である「Poly-D」を発表しました。

基本的には、2017年に発売されたベリンガー社のクローン・シンセ「Model D」の4ボイスバージョンですが、「Model D」がモジュール型だったのに対し、「Poly D」はキーボードが搭載されており、見た目はモーグ社の「Minimoog」に似ています。

「Poly D」は発音モードをMono・Uni・Polyから選ぶことが可能で、単音発音のモノモード以外に、和音を演奏するためにポリモードに切り替えたり、ユニゾンモードを選択してすべてのボイスをスタックし厚みを出したりすることが出来るので、用途が拡がりそうです。

「Poly D」のその他の機能には、Rolandの「Juno-60」をモデルにしたコーラスセクション、Bossの「DS-1」をモデルにしたディストーションセクション、32ステップのポリフォニックシーケンサーとアルペジエーターなどがあります。

Behringerはまだ価格やリリース日を発表されていませんが、その他のクローン製品が低価格なことを考えれば、「Poly D」もユーザーにやさしい価格を期待したいところです。

<2020年03月20日追記>

日本での発売日は2020年3月31日に決定しました。価格は84,800円(税抜)となっています。

Poly Dの主要な機能

  • 4つのアナログオシレーター
  • OSC1、2、3の機能
    (triangular、triangular/saw、saw、square、wide pulse、narrow pulse)
  • OSC 4の機能
    (triangular、reverse saw、saw、square、wide pulse、narrow pulse)
  • 4ボイス・ポリフォニック
  • モノフォニック、ポリフォニック、ユニゾンの切り替え
  • クラシック24 dBラダー・フィルター
  • RolandのJuno-60をモデルにしたステレオコーラス
  • BossのDS-1をモデルにしたディストーション
  • アルペジエーターと32ステップのポリフォニックシーケンサー
  • 37フルサイズ、ベロシティセンシティブキーボード
  • モノラルおよびステレオオーディオ出力
  • MIDIイン、MIDIアウト、MIDIスルー
  • パネルの傾斜角の調整

ベリンガーは開発中の「Poly D」以外にもクローンシンセを多数発表しています。2019年11月現在、日本未発売&開発中のものが多いですが、ベリンガーのHPに記載されているラインナップはどれも素晴らしいので、発売されることを楽しみに待ちたいです。

・Model D (Minimoog / MOOG)
・Odyssey (Odyssey / ARP)
・RD-8 (TR-808 / Roland)
・RD-9 (TR-909 / Roland)
・TD-3 (TB-303 / Roland)
・MS-1 (SH-101 / Roland)
・VP-330 (VP-330 / Roland)
・Pro-1 (Pro-One / Sequential Circuits)
・K-2 (MS-20 / KORG)
※2019年11月現在

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