Behringerが無料のDAWの開発を開始
ドイツの音楽メーカーBehringer(ベリンガー)はFacebookページを通じて、Behringer、TC Electronic、Klark Teknikなどの音楽関連ブランドの親会社であるMusic Tribeが新しい無料のDAWの開発を開始したことを発表しました。
「独自のMusic Tribe DAWを制作します。これは大規模な取り組みであり、少なくとも18か月かかります。そのために、現在、大規模な開発チームを編成しています。」と述べています。
Music Tribe DAWは、サンプルとVSTのほか、サードパーティのプラグイン機能を含むデジタルオーディオワークステーションになるようで、 目標として、レコーディングとDJの両方に対応する複数のユーザーインターフェイスを含む、最高の機能を備えることだとしています。
発表では特に詳細は乏しいですが、人々が好みのDAWプラットフォームと機能について意見を述べてくれることを奨励しています。
DAW分野には、Logic、Cubase、Studio One、Protools、FL Studio、Abletonなど、多くの人気DAWが存在し、すでに群雄割拠の様相になっていますが、高価なことは否めません。
ベリンガーは近年、RD-8、TD-3、MS-1、POLY-Dなど次々に名機といわれるアナログシンセのクローン製品を安価にリリースして論争を巻き起こしてきました。
ベリンガーの無料DAWが次の波を起こし、経済的に高価なDAWが買えずに才能が埋もれている人たちにとっての救世主となる日が来るかもしれません。
ベリンガーはFacebookで、無料DAW開発の発表と同時に、新品および中古のギアを売買するオンラインストアであるMusic Tribe Market Placeを立ち上げたことも発表しています。