テクニクスSL-1200MK7発売
テクニクスの最新ターンテーブル、SL-1200 MK7が5月24日に発売。
音響ブランドとして大きな知名度を誇ったTechnics(テクニクス)が、約10年ぶりにDJ向けターンテーブルの新作を発表しました。
SL-1200シリーズの最新モデルであるSL-1200 MK7。2010年にMK6をリリースして以来正当な後継機は現れず、テクニクスのブランドも終了し、下火となっていましたが、2014年にテクニクスブランド復活以降、近年は日本とヨーロッパで再び盛り返しを見せています。
DJ用のターンテーブルとして進化したポイントとしては、やはり音質の向上にあります。レコードはアナログ音源であるため、レコードから音を出力する際には様々な弊害が生じることもあります。最新モデルのSL-1200 MK7では、SL-1200Gでも搭載されたコアレス・ダイレクトドライブ・モーターが搭載され、モーターの回転性能を向上させ、レコード回転の安定性が高まり、高い音質を維持することが可能となっています。
また、最新型のターンテーブルらしく一人一人のDJに最適な操作性をカスタマイズすることもできます。4段階に分けられたトルクとブレーキスピードの調整やピッチ調整、回転速度の切り替えに逆再生など、痒いところにも手が届く仕様となっているのがMK7の特徴です。
テクニクスのターンテーブルはいつも同じ使い勝手で扱える普遍性も魅力ですが、MK7においてもその特徴は変わっていません。SL-1200シリーズのレイアウトはそのままで、操作感や触り心地もテクニクスユーザーにとっては平常運転となるでしょう。いつどこで、どのテクニクスの製品を使っても同じ使い心地のターンテーブルというのは、これからDJを始めたいという人にとっても大きな味方になってくれるんじゃないでしょうか。
カラーリングはブラックを基調としており、あらゆる現場においても悪目立ちしないスタンダードなものが採用されています。ターンテーブルを現場へ持参する場合にも、純粋なDJプレイに集中することができます。
そして価格は税抜きで9万円と、次世代機としてはかなり高いコストパフォーマンスを実現している点も大きな特徴です。中には数十万するモデルもありますが、少し頑張れば手が届きそうな価格に落ち着いているのは初心者にも嬉しいポイントです。
テクニクスSL-1200MK 7の主な仕様
型番 | SL-1200MK7 |
回転数 | 33 1/3 rpm 、45 rpm (78 rpm:切換スイッチで設定) |
回転数調整範囲(ピッチ切換) | ±8 %、±16 % |
起動トルク | 1.8 kg・cm(0.18 N・m) |
起動特性 | 0.7秒(33 1/3 rpm時) |
ワウ・フラッター | 0.025 % W.R.M.S. |
トーンアーム形式 | ユニバーサルS字形トーンアーム スタティックバランス型 |
オーバーハング | 15 mm |
適用カートリッジ質量 | 5.6 g~12.0 g / 14.3 g~20.7 g(ヘッドシェル含む) |
出力端子 | PHONO端子×1、PHONOアース端子×1 |
電源 | AC 100 V、50/60 Hz |
消費電力 | 8.0 W(電源オン時)/ 約0.2 W(電源オフ時) |
外形寸法(幅×高さ×奥行) | 453×169×353 mm |
質量 | 約9.6 kg |
カラー | ーK(ブラック) |
付属品 | スリップマット×1、スリップシート×1、ダストカバー×1、 EPレコード用アダプター×1、バランスウェイト×1、シェル×1、 PHONOケーブル×1、PHONOアース線×1、電源コード×1 |
テクニクスSL-1200MK7ショーケース
Technics × Boiler Room × DommuneでテクニクスSL-1200MK7ショーケースが行われた時の模様です。
テクニクスSL-1200MK7発売記念キャンペーンが実施中
Technics SL-1200MK7発売を記念して、テクニクスにて購入者を対象にオリジナルレコードやTechnicsロゴ入りG-SHOCKをプレゼントするキャンペーンが実施されています。
キャンペーン期間中にテクニクス SL-1200MK7を1台購入した場合はオリジナル7インチレコードが1枚、2台購入の場合にはTechnicsロゴ入りG-SHOCKとオリジナル7インチレコードが2枚プレゼントされます。オリジナル7インチレコードはThe Dap-Kingsの「Nervous Like Me」の[Kenny Dope 2019 Mix]と[DJ Koco Shimokita Live Mix]を収録した特別な7インチ盤になっています。