Paul Johnson(ポール・ジョンソン)
Paul Johnsonは、1971年ハウスミュージック発祥の地であるシカゴの南部で生まれました。
1984年に13歳でDJを始め、1987年16歳で音楽プロデューサーを始め、長い音楽キャリアの中で伝説的な存在になっている人物です。
もともとブレイクダンサーだったPaulをDJに転向させたのは、シカゴのラジオ局WBMXでやっていたHot Mix 5のラジオショーの影響でした。中でも番組に出演していたSteve “Silk” Hurleyには大いに影響を受けたそうです。
創造性豊かなクリエイターで、口笛やテレビゲームなどのサウンドサンプリングからオールドスクールスタイルまで幅広い作品を作っています。
1990年にDance Mania Recordsから 「Overload」をリリースして、1994年に初めてのアルバム「Bump Talkin」を発表しました。
その後、1999年にアルバム「The Groove I Have」からシングルカットされた「Get Get Down」がビルボードホットダンス/クラブプレイチャートのトップになっただけではなく、世界的なヒットになり350万枚以上売り上げました。
アメリカ国外でも、ベルギー(ワロン地域)、フランス、オランダ、イギリスでもチャートのトップ10以内に輝いたのです。そしてパーティーのメッカであるイビサ島でも日々「Get Get Down」は聴こえない日がないくらいでした。
リミックスなど含め、世界中で100以上のバージョンがリリースされていて、今もどこかで「Get Get Down」が聴かれます。
Paul Johnson – Get Get Down
ポール・ジョンソンは1987年に発砲事故によって片足を切断し、そして2003年には交通事故によってもう片方の足も失ってしまいました。車椅子生活を続けながらも、ハウスミュージックへの情熱を失わず、DJとしてまたハウスミュージシャンとして世界を飛び回っていました。
2021年7月、Covid 19に感染し集中治療室で治療を行っていましたが、8月4日にイリノイ州エバーグリーン・パークのリトル・カンパニー・オブ・メアリー病院で息を引き取りました。
ハウス・ミュージックの永遠のレジェンドとしてポール・ジョンソンのトラックは、今後もあらゆるクラブでプレイされることでしょう。
Paul Johnsonのおすすめ曲
Paul Johnson – Give me ecstacy
Paul Johnson – Tak A Lickin
Paul Johnson – Music’s In Me
Paul Johnson – After The Storm
Paul Johnson – Let’s Sing
Paul Johnson – Better Than This
Paul JohnsonのDJ Mix
Paul Johnson Boiler Room Chicago DJ Set