新型コロナの影響で楽器店の売り上げが好調
パンデミックによる人々の活動自粛に伴って、音楽小売店やメーカーは、楽器や音楽機材の売上が例外的に高く、時には記録的にもなっていると報告しています。
2020年は、ミュージシャンたちにとっては試練の年でしたが、彼らにマイクやキーボード、ドラムマシン、弦楽器などを売っている楽器店にとっては、記録的な業績の年になったようです。
フェンダー・ギター社は、2020年に過去最高の売上を記録しましたが、その要因についてCEOのAndy Mooneyは、ウェブサイトでの販売や初心者が購入した機材のおかげだと述べています。
「私たちは多くの記録を更新した。3月に聞かれても、今日のような状況になるとは思わなかった。Fender史上最大の販売台数を記録する年になるだろう。」とMooneyはNew York Times紙に語っています。
ギブソンも同様に大きな売り上げを報告しており、ヤマハのTom Sumnerは、「我々が知っている以上の数のギターが売れている」と語っていました。
音楽フリマサイトReverbのCEOであるDavid MandelbrotはRolling Stone誌に対し、Etsy傘下の小売店では2020年の第2四半期に商品総売上高が史上最高となり、第3四半期の数字は2019年と比較して3分の1近く増加したと述べています。
巨額の負債の重みで倒産したGuitar Centerのハリウッド支店でさえ、売上が3倍になったと主張しています。
中でも最も売り上げたのはSweetwaterでした。この巨大eコマース小売業者は、150万人以上の顧客から10億ドルの収益を上げ、2019年に比べて50%も増加の売上を報告しました。Sweetwaterは、人員を30%増加させ、400人以上の新入社員を配置しました。