史上初の宇宙飛行士DJが誕生?国際宇宙ステーションからDJセットを披露
宇宙をテーマにした曲やアーティストは数多く存在しますが、実際に宇宙でDJプレイを披露する人間を、近くお目にかかる事になるかもしれません。
イタリア人宇宙飛行士であるLuca Parmitanoは、2019年8月13日にドイツのプロモーション企業であるBigCityBeatsのサポートを受け、国際宇宙ステーションからクラブミュージックのDJを行うという発表がありました。
今回の企画は、ヨーロッパ各国が共同で宇宙研究を進める組織、欧州宇宙機関とパートナーシップを結んでの大々的なイベントで、ヨーロッパの大規模クラブイベントの1つであるWORLD CLUB DOMEにおいて、中継で披露されるという事です。
BigCityBeatsの創設者であるBernd Breiterは、「このユニークなコラボレーションはエンターテイメントと前向きな感情、そして宇宙開発という最も偉大な科学を結びつける事になるだろう」と述べており、文字通り「宇宙はボーダーレスである」ことを示す良い機会になるとしています。
Luca ParmitanoはすでにWCDのDJであるLe ShuukからDJの手ほどきを受けており、宇宙空間を模した専用のトレーニングエリアでDJを行う訓練を積んでいます。7月20日よりLuca Parmitanoはミッション遂行のため地球を離れており、直前に迫ったDJプレイには世界中から注目が集められています。
また、今回中継されるイベントはWORLD CLUB DOME Cruise Editionと呼ばれるクルーズ船でのクラブイベントで、イベント参加者である乗客3000人に向けてライブ中継が行われます。
Luca ParmitanoのTwitterによると、まだDJセットの準備はしていないとのことですが、どんな曲が宇宙から流されるのか、人類初の宇宙空間DJに期待が寄せられています。
Not prepping for a DJ set yet… the instrumentation I’m manipulating can measure the way microgravity affects the way we grip and hold masses. #MissionBeyond @ISS_Research pic.twitter.com/DtFUnCu81l
— Luca Parmitano (@astro_luca) 2019年8月3日