紛失したレコードコレクションが10年ぶりにDJの元に戻る
ブリストル出身のDJが、街のパブでのパフォーマンスの帰り道にレアなレコードを失くしてから10年後に見つかったエピソードを語りました。
この物語は、The Kelly Twinsとして知られるショーン・ケリーと弟のダンが、2011年にブリストルにある<The Bell>で、UKガレージ、ハウス、ディスコの8時間のDJセットを行い、その際に数多くのレアなレコードを持っていったことから始まります。終了後、タクシーで帰宅した彼らは、持っていった3つのバッグのうち、約80枚のレコードが入っていた1つのバッグがなくなっていることに気づきました。
ブリストル・ポスト紙の取材に対し、ショーン・ケリーは次のように語っています。「チョイス・カットのためにレコード・コレクションを選んでいたのですが、紛失したのはそのバッグで、入手困難なレアなホワイト・レーベルがたくさん入っていたので、特にがっかりしました。」
「失くしたことに気づいてから、タクシー会社に電話したり、<The Bell>までの道のりを辿ったり、友人に電話したりしましたが、結局なくなってしまったことを受け入れるしかありませんでした。レコードを失うのはお金がかかるだけでなく、思い出が詰まっているので、本当に悲しいものです。」
今週初めに兄弟は、失われたと思われていたレコードが10年後の今になって現れたことをツイッターに投稿しました。旧友が整理中のガレージでレコードの入ったバッグを見つけたと連絡してきたのです。
「ブリストルのシーンで知り合った友人のヴィカースから電話があって、彼のいとこの家でガレージの整理をしていた時にレコードの入った袋を見つけて、その中に僕の名前が書かれた手紙を見つけたようなんだ。」とショーンはブリストル・ポスト紙に語っています。
戻ってくるとは思ってもみなかったので、レコードの中には一部買い直したものもあったようですが、ショーンはレコードコレクションに再会できたことに感謝し、こう推測している。
「ヴィカースのいとこは、おそらく私たちを家まで送ってくれたタクシーの運転手だと思いますが、彼は明らかにレコードをいつか返却するためにガレージに保管してくれていたんだと思います。」
「奇妙なことに、この10年間、そのガレージの前を何度も通り過ぎてきたのにレコードがそこにあることに全く気づかなかったんだ!」