「Howler」はプロフェッショナルなレコーディングやライブストリーミングを素早く、手間をかけずにセットアップしたいと考える音楽アーティストのために作られました。
現在、DJセットの録音やライブストリーミングに便利なオーディオ・インターフェース「Howler」を販売するため、Kickstarterが開始されています。
開発元の<Howler Audio>のTimとJimは以下のように述べています。
「私たちはあらゆるシチュエーションで自分たちの音楽をキャプチャーしたいのです。自宅で練習しているとき、ステージでライブをしているとき、あるいは世界中のファンに向けて直接発信しているとき。だから、私たちは思い通りの方法で音をキャプチャー&シェアできるレコーディング&ライブストリーミング用スタンドアローンデバイスHowlerを作りました」
「DJは自分の音楽活動を世界に発信することが好きですが、ライブ前のセッティングはタイトな時間で機材のルーティングを変更しなければならず、慌ただしいものです。その際、プラグアンドプレイに対応した信頼性の高い機材を用意することが何よりも重要です。Howlerは、このようなDJセットのキャプチャと共有に関する問題を解決することを目的としています。高音質な録音、録音した曲のオンライン配信、DJセットのライブストリーミングをスマホで行えるなどの特徴を備えています。」
「録音モードでは、ボタンを押すだけで、あらゆる音源の音声を交換可能なマイクロSDカードにwavまたはmp3で録音します。録音後はHowlerをUSB-C経由で携帯電話などのデバイスに接続し、録音を聴いたり、好みのプラットフォームで共有したりすることができます。追加のアプリは必要ありません。ライブストリーミングモードでは、Howlerは携帯電話(AndroidとiOSの両方をサポート)またはその他のデバイスに高品質のオーディオを提供し、迅速かつ簡単に、効果的なモバイルライブストリームを作成することができます。」
「DJはお気に入りのライブ配信アプリ(Instagram、Twitch、Facebook、TikTok、YouTubeなど)を使って、携帯電話から直接ライブ配信の設定を行うことができます。コンセントがない場合 充電式の内蔵バッテリーで最大30時間録音できます。また、ミキサーに録音出力がない場合、ミキサーとスピーカー/アンプの間に接続するためのパススルー出力を備えています」
市場では、すでにDJミックスを録音や、ストリーミングするためのオーディオインターフェースの選択肢がたくさんあります。
例えば、
- EvermixBox4
- iRig Stream
- M・Caster LIVE
- GO:Mixer
などです。
「Howler」は最もシンプルかつ汎用的なデバイスとして、新たな選択肢の一つとして加わるのではないでしょうか。
特筆すべき点は以下になります。
- 手のひらサイズでありながら多機能
- 30時間駆動するバッテリーを搭載
- ボタン一つ押すだけで24bit/48kHzのWav、または320kbpsのMP3での録音開始
- オーディオ・パススルーを装備
- 携帯電話、タブレット、ラップトップに接続する必要なく、SDカードに直接録音が可能
- 音量レベルをモニターするためのピークLED搭載
- 電池切れの際はその時点までの録音を自動的に保存
- iOS Pack、Android Packの追加オプションで充電しながら使用可能
注意点として、現時点ではライブストリーミングと録音を同時に行うことは出来ないため、どちらか一方のみを選択して使用することになります。
しかし、2023年以降にライブストリーミングと録音を同時に可能にするアプリを作る予定があるとのことです。
Kickstarterでは、すでに目標額に到達しており、99ユーロ(約14,567円)からの支援でプロジェクトが成功した際に「Howler」を受け取る権利が与えられます。
出荷は2023年の3月が予定されており、日本への配送料として別途25ユーロ〜30ユーロが設定されています。
詳細はKickstarterをご覧ください。