『Erae Touch』MIDI 2.0対応のソフトシリコン・コントローラー
フランス発の新しい音響スタートアップ企業Embodmeが、ライブパフォーマンス向けのMIDIポリフォニック表現のMPE対応コントローラー「Erae Touch」を発表しました。
Erae Touchは18インチの大きなディスプレイを持ち、タッチセンサーとマルチカラーLEDで覆われています。ソフトシリコン製のディスプレイにより、タッチ、スワイプ、ドラムスティック、ビブラート、ポルタメント、ピチカートなど、様々な表現で演奏することができます。
10箇所の接点で同時に利用できるほか、専用ソフト「Erae Lab」を使ったカスタマイズ・オプションも豊富に用意されています。
「Erae Lab」では、ドラッグ&ドロップで簡単にデバイスをカスタマイズすることができます。ソフトウェアは、画面上にコントロール・サーフェスを表示し、フェーダー、XYパッド、ドラム・パッド、マルチトラック・ステップ・シーケンサーなどのコントロール・ゾーンを簡単に指定することができます。
このデバイスはMIDI 2.0を念頭に置いて作られており、「ベロシティ・ダイナミクスをより深く、マイクロトーンのバリエーションをより正確に再現し、DAWやシンセからの情報を読み取ってマッピングやルーティングをより簡単に行うことができます」とEmbodmeは述べています。
「Erae Touch」には、Audio Damage社のポリシンセ・プラグインである「Continua」が無料で付属し、デバイスの表現力を発揮するための特別なプリセットも用意されています。
現在、「Erae Touch」のKickstarterキャンペーンが行われています。発送は2021年2月を予定されています。