Dubtribe Sound System(ダブトライブ・サウンド・システム)
Dubtribe Sound Systemは、サンフランシスコに拠点を置くグループで、1991年に結成され、西海岸のダブ・ハウスを代表するアーティストとして世界中から人気を得ているグループです。
Dubtribe Sound Systemは元々別々のバンドを組んでいたSunshine JonesとMoonbeam Jonesが出会い結成されましたが、ツアー中のミュージシャンなども含まれるフレキシブルなグループといえます。
Dubtribeはパーティーから生まれました。ミュージシャンたちが即興でプレイする場所がなかったため、住んでいたアパートの前の部屋に機材を設置し、パーティーを開きました。当時はDJのやり方がわからなかったので、ミュージシャンが集まって、一晩中即興で電子音楽を作るだけのパーティーになりました。
そこからアイデアを発展させ、DATテープやポータブルコンピュータによるパフォーマンスではなく、ライブで実際に演奏し、ツアーを回ることでパフォーマーとしての地位を確立しました。
そして、元パンク・ロッカーでベイエリア出身であったSunshine Jonesが、当時まだ目新しかったヒップホップのサウンドを自身のグループのサウンドとして取り入れていったこともその人気を後押ししました。
1993年、アシッドなベースラインを含むトラック「Mother Earth」をリリースし、このトラックは、ケミカルブラザーズ、DJ Icey、その他の多くのブレイクビーツのプロデューサーの誕生に大きな影響を与え、今でも度々話題に挙げられることがあります。
1996年の「Momentito Por Favor EP」は、ラテンハウスと、アメリカのアンダーグラウンドダンスシーンへディープハウスのサウンドを広げる契機となりました。また、同年自身のレーベル「Imperial Dub Recordings」を設立し、多くの作品をリリースしました。
1999年には5枚目のアルバム「Bryant Street」をリリースしました。収録トラック「Equitoreal」はいくつものダンスコンピレーション、DJミックスに使用されています。
Dubtribe Sound System – Equitoreal
Dubtribe Sound Systemの最後のレコーディングとして企画された2001年の「Do It Now」は、前半のピアノやシンセサイザーによる特徴的なリフと、中盤の浮遊感のあるボーカルが魅力のトラックです。
この曲はUKダンスミュージックのカリスマレーベル「Defected Records」のSimon Dunmoreによって、ライセンス販売されたことにより、世界的ヒットを生み出し、Dubtribe Sound System史上最も人気のあるレコーディング作品となっています。
Dubtribe Sound System – Do It Now
Dubtribe Sound Systemのおすすめ曲
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Dubtribe Sound System – Autosoul
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Dubtribe Sound Systemのライブ
Dubtribe – “Breeze” (Live)