高騰するイビサを避けて、近年クラバーが注目するようになった地中海の島、マルタ。英語を学ぶために世界各国から留学生が集まっている、このコモンウェルスの島国で1週間遊ぶとしたら、一体いくらかかるのでしょうか。
2026年10月1日(木)~4日(日)に開催されるDefected Maltaに参加する前提で、貧乏バックパック旅、おしゃれカップル2人旅、ウルトラリッチ旅の3つを試算してみました。
今回は、まったく役に立たないDJロンリープラネット [マルタ編] をお送りします。
マルタで1週間遊ぶと、いくらかかるのか
貧乏バックパッカー
1.Flight
今回はLCC使い。Skyscannerで最安は、Korean Airで9月29日の朝2時にHND(羽田)→INC(インチョン)、9時間待ちでトランスファーし、Asiana AirでINC→MXP(マルペンサ)で29日の20時に着くのが、往復で€802。
MXP近辺で一泊し、翌日30日に最強 Ryan AirでMXP18:20pm→MLA20:20pm(マルタ/ヴァレッタ空港)が往復で€49。
安さを重視したら同日接続不可になりました。出発が深夜、韓国で9時間待ち、ミラノで丸一日待ち、夜に到着。不便すぎて誰も買わない安い便、€802+€49=€851。
帰りは10月5日の朝10:30MLA→MXP12:30、同日MXP22:00→ICN16:35+1、4時間待ちでICN20:30→HND22:50着、10月6日の深夜帰国。
イビサより随分安く済みましたが、ライアンに乗り換えるので、手荷物サイズが40×25×20cm。
このサイズ、ラップトップ+バッテリー+変換プラグ(タイプG)、速乾タオル、フェス用サコッシュ、着替え1組、石鹸と歯ブラシぐらいしか入りません。シャンプーやリステリンは論外。歯磨き粉や日焼け止めなど、持ち物検査でNGが出るものは、現地で買ってください。薬局でBootsあります。
荷物超過の罰金を払うよりも、足りないものは現地で買ってしまえばいいと思えるのが、マルタの物価。
※イギリス由来によりアウトレットがGです。現地でC→Gは売っていても、A→Gは見つからないので、日本や空港で買ってきてください。
2. Accommodation
まず29日オーバーナイト乗り継ぎのMXP、空港から近い最安ツインルームが€50。
マルタは9月30日~10月4日の5泊で、Sliema(スリーマ)地区の4人Mixドミトリーが€101+税金€8=€109。スリーマは学生さん向けに、野菜やパスタから生活必需品までこまごま売っているお店が多くて便利です。
着替えが1組しかないので、毎日洗うしかありません。一番安上がりなのは自分で洗って自然乾燥。スリーマのホステルは手洗い+干すところがあるので、夜シャワーしてから服を洗って外に干しておけば、翌日の昼には乾いています。
手洗いしたくない人は、ホステルの共用洗濯機を使わせてもらう方法がありますが、洗濯€3~5、乾燥€3~5。毎日やってると結構な費用になるので、誰か他の人と一緒に洗濯機にぶち込むタイミングを見つけた方がおトクです。
ジーンズやディッキーズは1週間着っぱなし。ジーンズの下にジャージ系のものを1枚履いてライアンに乗り(着ておけば荷物にならない)、そのジャージを、寝る時のパジャマにすると良いです。
帰りは着替えを捨てて、お土産を入れればOK。とにかく、あの小さいバッグに収まらないと罰金を取られるので、使い捨てしたり、服も髪も身体も顔も石鹸1個で済ますなど、知恵と工夫を凝らしてみてください。
3. Foods
マルタ名物のPastizzi(パスティッツィ)を朝2個、昼2個。これはパイ生地の中に、リコッタチーズや豆のペーストを詰めた伝統スナック。1個 €0.50〜€1.00(約80〜160円)×4≒€3。
このパスティッツィ、いかにもイタリア語で、見た目もイタリアの Sfogliatella(スフォリアテッラ)というお菓子に似ているのですが、層の出来方からすると、ラミネートにラードを使っていると思われます。
何にでもバターを入れるフランスと違って、イタリアやスペインはお菓子にラードを使います。ラードの方が層が固くなってカリカリパリパリするので、好きな人はパスティッツィ、ハマります。実は脂肪たっぷりの豚の角煮を食べてるのと同じ、べジの人は避けましょう。
イギリスのポークパイや、コーンウォールのパスティが巡り巡って、ジャマイカのパティになったとかいうBBCのドキュメンタリーを昔見たのですが、その途中でイギリスとイタリアがあわさって、マルタではパスティッツィになったと思われます。「ス」が発音できないジャマイカ人w。
夜はローカルのピザ屋で€5の特大ピザ。ビール1本買って€1。これを5日やると(€3+€5+€1)×5日間=€45。盛大なる炭水化物祭り。
スリーマは自炊しても安上がりなので、パスタとサラダ、スープとパンなど、ちゃんと栄養バランスを考えたものを食べるようにしても、5日間€40~€60程度で納まります。オーブンがきちんと動くホステルが多いので、何でもかんでもトレイに並べて放り込み、グリルしてもOK。
フェスが14時からスタートし、21時に会場が切り替わって朝の4時に終わるというタイム・スケジュールなので、いつどこでどうやってゴハンを食べればいいのか、悩むところ。朝4時まで遊びたい人は、21時の移動の時に何か食べておいた方が良さそうです。
それとMXPの乗り継ぎ時間が長すぎるので、行きと帰りで€10×2=€20の食事代をプラス。ミラノは安い食べ物がないのですが、ピザやパニーノが€5~7。
4. Transportation
観光客にうれしいExplore Card(バス7日間乗り放題)が€25。マルタは見どころがたくさんあるので、フェス以外の時間は観光してみてください。と言ってもLCCプランだと、観光する時間がほとんどないのが残念。
5. Clubbing
Defected Maltaのチケットは現在€409.54+手数料€45.05=€454.49。4日間で4つの会場があり、50名以上のDJが出演。Early Birdは約半額で済むので、来年2027を目指す人は、年明け早めに買うと良いようです。
去年2025年のチケットは、最終価格が€299。4会場でDJ50人という規模は変わっていませんが、DJやスタッフにかかるエアの高騰、イタリアから船で持ってくる機材や資材の輸送費上昇により、1年後に突如、€299→€400以上の大台に乗ってしまいました。
イビサと違って巨大クラブが何個もあるような島ではないので、スピーカーやレーザーなど全部イタリアから借りてきて、終わったら返却するそうです。フェス4日間以外は静かで、学生が騒ぐローカルバーぐらいしかないので、仕方ありません。
6. Sourvenir
DefectedのハットとTシャツが欲しいです。トートバッグも欲しいけど荷物に入らない…。€100。
7. Total
€802+€49+€50+€109+€45+€20+€25+€454.49+€100=€1654.49 =¥305,128。
フェスチケットを早く買っておけば20万円代後半。荷物が極小なので、現地で毎日洗濯するか、着替えを買う(帰りは捨てる)必要があります。

Defected Maltaは島内の4会場で4日間行われる複合フェス。
- ❺ UNO Malta(The Main Hub):21:00 – 04:00 ※3ステージ
- ❹ Café del Mar:14:00 – 21:00
- ❸ The Ditch(Ġnien Laparelli):21:00 – 04:00
- ❸ Fort St. Elmo:14:00 – 21:00
この3エリア4会場はかなり離れており、バス移動(片道20~30分程度)が必要。一番簡単なのは、Defectedが出すオフィシャルのシャトルバスのチケットを買うことですが、6月末の現在、まだ発売されていません。例年通りだと€40~52。フェスのチケットを買った方にはメールで別途、バスチケット発売のお知らせが届きます。
各会場の出演DJもまだ発表されていないので、それを見て移動計画を立てることになります。
- 貧乏バックパッカー:7日間パスを買うので、公共バスを使う
- おしゃれカップル:オフィシャルのシャトルバス・チケットを買う
- ウルトラリッチ:ホテル手配で、メルセデスSクラスをオンコール
ややこしいのがバックパッカーで、❷スリーマに泊まっているのですが、地図上ですぐ隣に見える❸ヴァレッタの2会場まで、徒歩で行くと1時間以上かかります。バスでも遠回りになるので、ふたつの出島の間にある海をフェリー(片道€2/往復€3.8/10~15分毎に出発)で渡る必要があります。
また、マルタの公共バスは全然融通の効かない運航状況で、待てど暮らせど来ない、手を上げてるのに走り去るといった使い勝手の悪さなので、気長に待って強引に止めてください。
フェリーも公共バスも、夜中は動いていないので、もし夜に移動したい場合はBolt、Uberなどを利用。オススメは、同じ会場に行く人を見つけてシェア・ライド。
4日間、それぞれ個性的な会場が4つあるので、全部まわりたいところですが、会場別DJの発表を待ちましょう。

おしゃれカップル2人
1.Flight
毎日Tシャツとパンツと靴下を手洗いだなんて、めんどくさい!デカいスーツケースをゴロゴロするのに慣れているおしゃれカップルは、優雅に普通キャリアで来てください。
エミレーツだと2~3回乗り換えになるので、ターキッシュのIST(イスタンブール)乗り換え、29日の夜、HND 21:45→IST→MLA翌朝8:45到着で往復 €1427。
バックパッカーよりも随分高いのですが、荷物がMAX持って来れます。朝到着するので30日は観光可能。
帰りは5日の夜19:30発で、HND翌夜19:20到着。夜乗ればいいので、5日も観光可能。
2. Accommodation
イビサで鬼門だったエアビーを見てみます。フェス会場のひとつ「Café del Mar」があるエリア、St Paul’s Bay(セント・ポールズ・ベイ)で探します。
2人5泊€241というのを見つけました。キッチンもエアコンも洗濯機もついたピカピカのマンションの1室が、一人あたり€121。似たようなリスティングが大量にあるので、エアビーだけで喰ってるプロホストがたくさんいるようです。
これだとバックパッカーも、2人組以上ならエアビーにした方が良いのではないでしょうか。大変良心的な価格。

出演DJはどうしているかというと、Defectedが各会場近くの4つ星ホテルをまるごと貸し切り、もしくはフロア貸し切りで、アコモを確保しているそうです。DJが50人だと、DJ+マネージャー1人で100人。他スタッフを含めると総勢150~200人規模なので、それぐらいしないと足りません。
移動に関してもDefが地元企業eCabsと提携し、メルセデスの黒塗りSUVを数十台キープ。空港~ホテル~会場バックステージをシャトルサービス。
イビサでは、有名なDJがそこらへんを歩いていても全然おかしくありませんが、マルタではDefが出演者を完全エスコートしているので、カフェに行ったら隣の席でリル・ルイスが飯喰ってた、みたいなことはなさそうです。
3. Foods
朝はカフェでコーヒー+ペイストリー€8。昼はランチプレートが€12、夜はレストランで€25。(€8+€12+€25+ビール2本€2)×6日=€282。自炊が好きな人はキッチンを使わせてもらうと、€100以下で済みます。水やビールはまとめ買い。
St Paul’s Bayには、地元民とイギリス人の駐在員が住んでおり、近所のスーパーとしてはイギリス系のWelbee’sとEuroSaver、少し山手に歩くとLidlがあります。
Welbee’sは駐在員御用達スーパーで、Sainsbury’sと提携。あのセインズオリジナルのクランペッツやマフィンが並んでいます、Yup!朝はEgg & Soldiers、昼のお弁当はPB&Jクランペッツで、気分はロンドン。イギリスとイタリアとスペインと中世が混ざって、いろいろ美味しいとこどりがマルタのいいところ。
4. Transportation
7days Passは買わず、到着の30日と、帰りの5日に空港~エアビー~観光地に行ければいいので、バス代€10。待ち時間ナシでさっさと移動したい人はBoltで。
5. Clubbing
サイモン・ダンモア様への上納金、€454.49。オフィシャルのシャトルバス・チケットが€52(価格未定、想定額)。
日本円に換算してみたら驚愕、チケット+バス代で9万円を超えています。4日間なのでCoachellaやTomorrow Landより1日あたりは安いですが、この調子だと来年10万円を超えてきそう。本気で狙ってる人は、今のうちに外貨口座かWiseを作っておき、Early Birdでの購入をオススメします。
フェスがいつ始まったのか調べたところ、レーベルスタートが1999年、イビザでレギュラーパーティを始めたのが2001年、クロアチアが2016年、マルタが2022年。イビサは現在、DefectedがPachaから中箱のChinois(シノワ)に、Gritter BoxはHi IbizaからAmnesiaに移動。
ナイト・リーグとPachaが、スターDJの世界巡業を考慮した契約とブッキングをするので、イビサではDefectedのようなレーベル単位のコミュニティ・パーティが入れづらくなってきて、ミーハークラブから徐々に撤退しつつ、自分たちのやりたいことが自由にできるクロアチアとマルタに比重を移しているようです。DJよりプロデューサーよりレーベルより、メガクラブのオーナーがエラい時代。
結局、8月のクロアチアも10月のマルタもポップアップで、人も物資もそこに移動しないといけないので、CO2排出量もチケットも非常に割高になってしまいます。巨大クラブ産業から抜け出してオルタナティブをやるには、お金がかかる。
ちなみに7月31日(金)より、クロアチアのTisnoで4日間開催されるDefected Croatiaは「One Last Dance」として10周年の今年が最後。チケットは現在€453.09(手数料込)。ティスノはPulaとSplitの中間ぐらいにある小さな村。
Defでアコモも販売し、すでにソールドアウト。今からチケットを買っても、泊まる場所がない状態です。クロアチアの海沿いの町の問題は、もともと静かなローカル漁村で、大型や中規模ホテルがないところ。
クロアチアはすでにEUにもシェンゲンにも入ってしまい、ユーゴの面影を残していた頃と違って物価がかなり高くなりました。夏フェスも増え過ぎたので、10年を機に、もっと物価が安いアルバニアやコソボに移るようです。
モンテネグロもアリですが、クロアチア以上にアコモが少ない国。セルビアは政府がEXITをBANしたので、許可が降りるか微妙。おそらくすでに決まっていて、フェス最終日には次回開催地を発表すると思われます。まさかサイプルス?

6. Souvenir
マルタのおみやげを家族や同僚へ、€300。はちみつなど名産品があります。何でもかんでもデザインがメルヘンにかわいらしいです。
マルタ騎士団の紋章が、あらゆる十字軍のなかで一番イケていると思うのですが、男性の場合は、それ関連のおみやげでカッコいいのがあるかもしれません。
7. Total
€1427+€121+€282+€10+€454.49+€52+€300=€2,646.49=¥490,474
イビサにくらべれば断然お安くなりました。昼間公演「Café del Mar」の近くに泊まっており、どの会場にもシャトルバスで移動可能。
ヴァレッタはマルタ観光のハイライトなので、一度は昼間のFort St. Elmoに行って、散策してくると良いと思います。
あっ、遺跡の入場料を入れ忘れました。1サイトづつは大した額ではないのですが、数が多いので、世界遺産観光が好きな人は€50ほどみておいてください。
【マルタの水事情】
マルタのタップウォーターは、理論上は飲んでも良い(健康上の被害はない)と言われていますが、海水の影響で味が悪く、煮沸しても変わらないので、ボトルドウォーターを買ってください。
- スーパー:1.5L Bottle:€0.65~€0.95
- スーパー:2L Bottle×6Pack:€3.15~€3.60
- コンビニ:500ml~750ml Bottle:€1.00~€1.80
- Cafe Del Mar:Small €2.50 Large:€4.00前後
- UNO Malta, The Ditch:Small Bottle(330ml~500ml):€3.00~€3.50
一番効率が良いのは、2リットルの6パックを買い置きし、コーヒーや料理に使いつつ、外出時は持ち歩きサイズのボトルに詰め替える方法。
野外4か所を移動となると、大きなボトルを持ち歩くのは厳しいので、会場近くのコンビニやキオスクで冷えたのを買ったり、会場内で買っても、計上済みの食費+€10程度に納まるはずです。
ウルトラリッチ
1.Flight
お金持ちには上限がないことがイビサで分かったので、計算するだけ無駄ですが、一応見積もってみます。カップルと同便のターキッシュ、ビジネスクラスにアップブレード、€3790.98。
2. Accommodation
老舗5つ星ホテルCorinthia St George’s Bayの、一番高いデラックス・スイートという部屋が5泊で€3050。朝食込。
ラディソンやヒルトン、マリオット、ハイアット系も同じエリアにあり、5泊で€1200~1600前後。エアビーでは、海の見えるサンデッキやインフィニティ・プールつきの高級コンドミニアムが€1000~1500で出ていました。プライヴェート・シェフを雇って、エアビーも良さそうです。
Amanとかお好きな方は、ヴァレッタのブティック・ホテルの方がおすすめ。St George’s Bayはいかにもシーサイド・リゾートホテル地区。
3. Foods
島で最高位はミシュラン2つ星、サイモン・ローガンMBEの「ION Harbour by Simon Rogan in Valletta」。イギリスに行かなくてもサイモン・ローガンの料理が食べられるってすごいです。シンガポールやドバイに名義貸しの二号店ではなく、本人がマルタの生産者たちと協力して作り上げた、マルタ完全オリジナルメニュー。いわばミシェル・ブラスの英国版。
国内初の2つ星はダテじゃありません。このためだけにマルタに来るファンがいます。最近テレビで見ないと思ったら、こっちが忙しかったようです。
1つ星は7軒。地中海食材を使った、フランス風だったり、ノルディック風だったりの、コンテンポラリー・メディトレーニアン。
昼がプリフィクス€150+ワイン€100、夜はテイスティング・メニューで€300+ワイン€150、(€250+€450)×5日として€3500。
マルタのファインダイニング界は価格は安くてレベルが高いです。ミシュランの審査員が島に来ることになり、実力派シェフも乗り込んできたので、みんなが突然本気モードに突入。
4. Transportation
まずは到着日、30日に空港まで迎えに来てもらい、ホテルでバゲッジ・ドロップし、観光名所に行き、レストランに行き、最後にホテルまで送り届けてもらうことにします。
ロールス・ロイスの貸し切りという、見せびらかしたいお金持ち専用サービスがあり、ヴィンテージタイプで€1600前後、モダンタイプで€2000~2500前後。ゴーストとかファントムとか、何のことだか全然わからないので、高い方で€2000。
ホテルに言っておけば、何から何まで全部手配してくれます。レストランの予約が数か月先まで完全に埋まっていても、島一番のスイートに泊まれば3日後には予約が取れるのが、お金持ちの特権。
フェス期間中は、ランチ、Café del Mar、ディナーで車が必要なので、ホテルに頼みます。運転手さんに待ってもらうのは申し訳ないので、オンコール(呼び出し対応)で€500×4日間=€2000。
5. Clubbing
Defected Maltaでは、いわゆるVIPチケットは個別に申し込む仕組みのようです。Café del MarのVIPテーブルに座ると、ミニマムが€1,000~€1,500、プールサイドや最前列のソファが€2,500~€3,500、バックステージのソファが€5,000以上の要相談。
バックステージはどうでもいいので、普通の席が3日間、好きなDJが出る日に最前列を取ることにして、ざっくり合計€7000。
映像だとよくわかりませんが、VIPテーブルは一般客より高い位置で、DJがよく見えるとのことです。この作り込みすぎのステージ、トッド・テリー様が見世物小屋のピエロのように見えなくもないのですが、いかがでしょうか。
Defected Maltaではメインの4会場以外に、毎日昼に出て夕方戻ってくるボート・パーティというのもやっており、お値段は€50~€75とのこと。ものすごい混んでそうなのでパス。
6. Excursion
最終日はプライヴェートのボートツアーで遠足。
- 朝9:30 チェックアウト、メルセデスのお迎えで港に移動
- 10:15 50ft~70ftの豪華クルーザーに乗船
- 10:30 透き通ったブルーラグーン、あるいは静かなクリスタルラグーンに停泊、キラキラの海を独り占めして、泳いだり日向ぼっこできるそうです
- 12:30 ゴゾ島に到着、ミシュランおすすめのレストランTmun Mġarr(トゥムン・ムジャー)にて昼食
- 15:30 帰港。メルセデスが待機しています。お土産に買ったはちみつがトロトロにならず、 高いワインがぬるくなることもなく、20度で保管してくれているとのこと
- 17:30 空港到着、チェックイン
- 19:30 離陸
こういう流れになり、車や船やお食事含めて約€3,550。ゴゾ島クルーズは定番で、普通のグループツアーもあります。Tripadvisorで一人$86.90から。2~3日長く滞在して余裕のある方はどうぞ。
7. Total
€3790.98+€3050+€3500+€2000+€2000+€7000+€3,550=€24890.98=¥4.595,823
めちゃくちゃ豪華にしたつもりですが、イビサの三分の二程度で済みました。これだけお金があるのなら、マルタにボロ古民家を買ってシェンゲンパスポートをゲットしたいです。
以下、マルタの旅スタイル別予算まとめ。
- 貧乏バックパッカー ¥305,128
- おしゃれカップル ¥490,474/PAX
- ウルトラリッチ ¥4.595,823
チケットを早割(マイナス37,000円程度)で買えれば、そこそこ現実的な金額。食べ物はおいしいし、みんな英語でしゃべってくれるし、のんびりしてて、そこまで暑くもないし、エアビーも良心的。狂気のハイパーテンションなイビサよりも、マルタの方が断然良いのではないでしょうか。
サマー・バケーションが終わり、観光客がみんな帰ってしまう10月、マルタに残っているのは貧乏英語留学生だけ。このタイミングのフェスは、地元観光局としては大歓迎の企画です。
お金持ちのクラバーが、閑散期に大勢やって来て、安いからと言ってフェス4日間以上に滞在し、ホテルやタクシーやレストランにわんさかお金を使ってくれて、島ご自慢の世界遺産も大盛況。
今まで「物価が格安の英語圏」という売りしかなかった小国マルタが、突如おしゃれインフルエンサーとエシカル・グルメ・ジェットセッターのMust Go ディスティネーションに早変わりし、その経済効果と宣伝効果たるや世界規模。イギリスからの救世主、ダブル・サイモン様ありがたやー。
絶好調のマルタを後目に、隣のシシリーは「うちはそんなことしなくても稼げてます、うるさい若者お断り」と完全無視を決め込み、イビサは「さすがに料金高くしすぎたかも。マルタとクロアチアとアルバニアに客取られてね?もしかしてヤバめ?」と焦っている今日このごろ。
水1本3000円で売っといて、今さら焦っても遅いです。クラブ世界ランキング1位を買うために、その殿様商売極まる水代やVIP代が注ぎ込まれたことを、誰もが知っているというのに。
以上、まったく役に立たないDJロンリープラネット [マルタ編]、マルタのDefectedフェスに行ってみる、でした。
※Skyscanner、Booking.com、AirBnBの調査は6月22日、レートもその日の換算。

