Celemonyが『Melodyne 5』をリリース
Celemonyが最新版のピッチ補正ソフトウェア「Melodyne 5」を発表しました。
新機能についてYoutubeで紹介されています。歯車マークをクリックして日本語字幕が表示出来るようになっています。
新機能
・楽音成分と非楽音成分を個別に編集できるメロディックアルゴリズム
・ピッチのずれの分析がより音楽的に
・コードトラックとコードグリッドでピッチを編集しコードを検出
・フェードツールとレベル調整マクロでダイナミクスを編集
・パーカッシブピッチのアルゴリズムを追加、その他のアルゴリズムの機能向上
・キーボードショートカット検索機能、ショートカットセット保存機能
アルゴリズムが見直され機能性が向上したメロディックアルゴリズムにより、ソフトウェアは楽音成分と非楽音成分を個別に識別します。これにより、歯擦音を個別に分離する必要がなくなるため、ボーカル編集ワークフローが向上し、よりナチュラルな結果が得られるようになりました。
Melodyne 5は人間の声の働きを考慮して、歯擦音をコントロールします。例えば、ボーカルを伸ばすと、母音だけが長くなり、歯擦音には影響を与えません。また、歯擦音をダッキングしたり、アクセントを加えたり、その他の処理を単語の残りの部分とは分けて行うこともできます。
Celemonyによると、同社のアップデートされたメロディックアルゴリズムは人間の聴力をモデリングしており、歌の音高を検知し、それを自動的にトランスポーズすることで、歌い手のユニークな特徴を維持しながら、耳に優しく聞こえると言います。
コードトラックでは、トラックを個別、またはまとめて分析し、音の組み合わせからコードを識別します。情報を直接ピッチグリッドに送り、ピッチが現在のコードに適合しているかどうかをいつでも確認できるように視覚化します。
Melodyne 5のダイナミクス編集のアプローチはノート単位で行われるため、ノートを移動またはコピーしたときにフェードもノートに保存されます。また、コード内の個々の音符の音量を変更することもできるようになったので、音量の小さい一部の楽器のみ音量を上げるということも出来ます。
詳しい情報はCelemonyのホームページを確認してください。