Blaze(ブレイズ)
Blazeは1984年にアメリカ・ニュージャージーでJosh Milan・Kevin Hedge・Chris Herbertの3人により結成されたハウスミュージックユニットです。
結成当時はChris Herbertがリードボーカルを務めていましたが、途中で脱退し2人組となりました。
Larry LevanやTony Humphriesの熱狂的なファンであった2人は、自然にハウスミュージックのプロダクションをスタートさせました。
教会のオルガン奏者をしていたというJosh Milanはジャズやソウルミュージックを深く愛していました。Josh MilanのソングライティングはStevie Wonder、James Taylor、Boyd Jarvisなどから影響を受け、作り出す美しいコードは音の基盤となり、そこにKevin HedgeのDJ的感覚が融合し、Blazeの音が生まれました。
1985年にレコードレーベルの「Quark」と最初のレコード契約を結び、「Whatcha Gonna Do」「 If You Should Need a Friend」「Can’t Win For Losin’」をリリースしました。
Blaze – Whatcha Gonna Do
89年に当時Motownの副社長を務めていたTimmy Regisfordのプッシュにより、Motownと契約してアルバムをリリースし「So Special」が大ヒット曲となりました。しかし、方向性の違いですぐにレーベルを離れ、その後はメジャーレーベルとは契約せずにBlazeはアンダーグラウンドシーンで着実に活動を続けていきました。
Blaze – So Special (So So Mix)
93年にはKing Street Soundsの第一弾リリースとなった「Beat Freak」のリミックス、94年にはUKでTop10入りを果たしたDe’Lacy の「Hideaway」のプロデュースを手掛けました。その後97年にはTee Alfordをフィーチャーした「Lovelee Dae」をスマッシュヒットさせ高い評価を受けることとなりました。
Blaze – Lovelee Dae
2004年にはJoi Cardwell、Ultra Nate、Barbara Tucker、Byron Stingily、Kenny Bobien、Arnold Jarvisと言った名だたるハウスアーティストをフィーチャーしたアルバムBlaze Presents Underground Dance Artists United for Life 「Keep Hope Alive」をリリースしました。
リードシングルのBarbara Tuckerをフィーチャーした「Most Precious Love」はUKのDefectedにライセンスされアメリカだけでなく世界的なヒットを記録しました。各国のダンスミュージックチャートを制覇し、2005-2006年のIBIZA・Miami WMCのアンセムとして注目を集めました。
Blaze feat. Barbara Tucker – Most Precious Love
またKevin Hedgeはニューヨークの伝説のクラブ「Shelter」の再オープン時には、Timmy Regisford、Freddy Sanonと共に共同経営者として名を連ねていました。
現在は、残念ながらBlazeとしては活動休止していますが、その音楽は未だに多くのハウスミュージックファンに愛されています。
Blazeのおすすめ曲
Blaze – Shine (Shelter Club Mix)
Blaze – Found Love