イギリスのディープハウスシーンを牽引してきたFreerange Recordsが、設立30周年を記念するコンピレーション・プロジェクト『30 Years Of Freerange』を始動させました。
このプロジェクトは全5部作のシリーズとして展開される予定で、合計30人のアーティストによる30曲のトラックが順次公開されます。
シリーズの幕開けを飾る『Volume One』は、ハウスミュージックの歴史を彩ってきたベテランから気鋭の才能までを網羅した全6曲を収録しています。
第1弾には、アシッドハウスのレジェンドであるJosh Winkをはじめ、Ralph Session、Philippa、Palm Skin Productions、Nacho Marco、そしてLovebirdsが名を連ねました。
本作のリリースに先駆け、今月上旬にはデジタルシングル2曲が先行配信されており、2026年5月29日のフルリリースに向けて段階的にプロジェクトが進行する見通しです。
収録楽曲のスタイルは幅広く、ボーカルハウスやストリングスを多用したアナログ感溢れるトラックから、エッジの効いたアシッドなグルーヴまで、レーベルが歩んできた多様性を象徴する内容となっています。
Jamie Odell(Jimpster)によって共同設立されたFreerange Recordsは、30年間にわたり独立独歩の姿勢でアンダーグラウンドなハウスミュージックを支え続けてきました。
今回の30周年記念シリーズはデジタル配信だけでなく、最終的には全30曲を網羅したスペシャルなアナログ盤ボックスセットとしての完結を目指しているとのことです。
時代に流されることなく独自のクオリティを維持してきた同レーベルの歩みは、現在のダンスミュージックにおける独立系レーベルの在り方を体現していると言えるでしょう。
長年のファンにとっては馴染み深いサウンドの再確認となり、新しいリスナーにとってはディープハウスの深淵に触れる絶好の機会となりそうです。
今後、残りのボリュームでどのようなアーティストが選出され、どのような「30年の物語」が紡がれていくのか、続報への期待が高まります。

