Algoriddim djayでShazamの音声認識技術を使ってミックスが可能に
Algoriddim社のDJソフトウェア「djay」で、Shazamの音声認識技術を使って音楽を識別し、ミックスに利用できるようになりました。
この機能は、Apple社によるShazam社の買収に伴い、Shazam社が提供する新しいAPIである「ShazamKit」とiOS 15の新機能によって実現されています。
iOS 15で使用しているユーザーは、イベント会場でラジオやミックスを聴いていても、他のパフォーマーとバック・トゥ・バックのセットをプレイしていても、djayを使ってアプリ内のShazamで音楽を検出し、バーチャルデッキにロードすることができます。※トラックの使用にはBeatport Linkなど、djayがサポートする音楽ストリーミングサービスの加入が必要です。
デッキに読み込まれた楽曲は、外部の音楽ソースと同期し、同じテンポ、同じパートで再生され、djayのオートミックス機能を使って、似たようなトラックでミックスを作ったり、自分のライブラリをブラウズして次のビートをブレンドしたりすることが可能です。
また、ShazamされたトラックをdjayのNeural Mixテクノロジーで操作して、ボーカル、ドラム、インストルメントなどのトラックをステムとして分離し、その場で再構築することで新しい可能性が生まれます。
いち早く、「djay」と「Shazam」をうまく統合することに成功したAlgoriddim社は以下のように述べています。
「djayにShazamを統合することで、DJのクリエイティブなワークフローを完全に変えることができます。DJとして、あなたは次のギグでプレイするための素晴らしい新曲を常に探し求めていますが、トラックを特定し、ライブラリに取り込むプロセスは、シームレスな方法がなく、困難な作業でした。今では、素晴らしい楽曲を耳にしたときにはいつでも、ボタンをタップするだけでdjayのデッキにロードすることができ、あなたの創造性を即座に発揮することができます。」
