Pioneer DJが『Rekordbox 6』をリリース<新機能プレビュー>

2020年4月15日2022年4月23日

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Pioneer DJが『Rekordbox 6』をリリース<新機能プレビュー>

Pioneer DJがRekordbox ver. 6.0と、Rekordbox for iOS ver 3.0が利用可能になったことを発表しました。

メジャーアップデートとなるVer.6は、サブスクリプションプランへと完全移行し、Ver.5のようにライセンス購入は出来なくなりました。（ver. 5のライセンスキーでver.6のRekordboxをアクティベートすることはできませんが、ver.5はver.6インストール後もそのまま利用できます。）

新しいアップデートでは多数の新機能があります。

3つのサブスクリプションプラン

「Free」「Core」「Creative」の3つのサブスクリプションプランがあり、それぞれプランに応じて利用できる機能が違います。

サブスクリプションは月額制となっており、

「Free」は￥0
「Core」は￥980
「Creative」は￥1480

となっています。

楽曲管理やCUE設定のみなら「Free」でOKです。

PCDJでDVSを利用するなら「Core」の加入が必要で、新機能のCloud Library SyncやRMX EFEFECTSなどを使いたい人は、全ての機能が利用出来る「Creative」の加入が必要となります。

なお、Hardware Unlockデバイスを持っている場合は、「Free」プランでも「Core」プラン相当の機能が無料で利用出来ます。

以下の機種がver. 6 Hardware Unlock対象機器です。

DJM-V10
DDJ-1000/800/400/200
DDJ-RZX/RZ/RX/RR/RB/WeGO4
DDJ-XP1/XP2
XDJ-XZ/RX2/RR
DJM-750MK2/450/250MK2
INTERFACE2

Cloud Library SyncとMobile Library Sync

Dropboxを使用して複数のデバイス間でライブラリを同期する機能が追加されました。

時代と共に音楽の楽しみ方は変化し、お気に入りのサウンドや新しいジャンルを探すために、コンピューターやモバイルを利用するのが当たり前になっています。

DJのニーズも変化しているため、Rekordboxはトラックをクラウドに保存する管理方法を提供し、いつでも複数のデバイスでトラックの再生ができるようになりました。

iPhoneとの連携で転送するプレイリストとトラックを選択することもできます。マーカーを追加したり、ビートグリッドを調整したり、新しいトラックにホットキューを設定するなどのアイデアを試す場合、iPhoneからライブラリを更新すると、変更がすべてのデバイスに反映されます。

また、コンピューターを紛失したり、損傷した場合でも、DJライブラリの音楽とメタデータは最新であり、クラウドに安全に保存されます。

Beatport Linkサービスと統合したりもできるようです。

3バンド波形表示

高、中、低の3つの周波数帯域の音の大きさを、異なる色を使用して波形表示される機能が追加されました。波形を見るだけで音楽の構成が容易に確認できます。

Ableton Link

Rekordboxのマスターテンポを、他のアプリ、およびAbleton Linkテクノロジーと互換性のあるハードウェアと同期出来るようになりました。DJと同期し、サンプラーやシンセなどをトラックに合わせ演奏したり、Ableton LinkがサポートするVJおよびLJソフトウェアなどを音楽と同期出来ます。

Inflyteに対応

Inflyteは音楽プロモーションプラットフォームです。

プロモーター/音楽レーベルがDJにプロモーション用の楽曲を共有して、DJがフィードバックする代わりに、楽曲をダウンロードし、使用出来るようになります。

デジタル音楽プロモーションサービスであるInflyteのユーザーは、Rekordbox内のInflyte Promo Lockerで音楽を閲覧し、ライブラリにインポートするファイルを選択できます。また、最近利用可能なすべてのトラックをPromo LockerからRekordboxに自動的にインポートする同期機能もあります。