Junior Vasquez(ジュニア・ヴァスケス)

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Junior Vasquez(ジュニア・ヴァスケス)

Junior Vasquezは、ペンシルバニア州ランカスター出身のDJ、音楽プロデューサー、リミキサーです。

1949年生まれのJunior Vasquezはハウスミュージックの歴史と一緒に、音楽キャリアを重ねてきました。しかし、初めからミュージシャンを目指してきたわけではありません。

Junior Vasquezは、1971年にファッションデザイナーになりたいという野望を持って、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)に入学しました。

しかし、間もなく「Paradise Garage」でLarry Levan(ラリー・レヴァン)のDJプレイに衝撃を受け、音楽の道へ進むことになりました。「ラリーは僕のアイドルだった。Garageでのあの感覚、あのフロア、あのブースを生み出そうと今もがんばっているんだ。」とJunior Vasquezが話しているように、ラリー・レヴァンを手本としてDJとしてのキャリアを積んでいきました。

「Club Bassline」で知名度を確立したあと、Richard Grantと共同設立した「Sound Factory」で1989年から1995年の閉店までレジデントDJとして、毎週土曜日の夜に10時間ものプレイを行なっていました。そのプレイ・スタイルは「ファクトリー・サウンド」と称され、彼がプレイする音源やスタイルのフォロワーを生み、世界中を席巻しました。

その後も、「Tunnel」「Palladium」と大型クラブへと移り、レジデントDJとして活躍しました。

97年には、元Sound Factoryを改装した「Twilo」がオープンし、Steve Dashがデザインした「Phazon」サウンド・システム、ライティング、Junior Vasquez専用のカスタムデザインのDJブースが設置されました。Twiloでの活動は、2001年5月に市の命令により閉鎖するまで続きました。

「元来芸術家」だというJunior Vasquezは、「音楽で世界を結びつけたい」という願いから、1980年代より音楽制作に関わっています。Ellis D名義とJunior Vasquez名義を使い分け、「Work This Pussy」「Took My Love Away」「Just Like A Queen」「Get Your Hands Off Of My Man」などをリリースしています。

Junior Vasquez – Get Your Hands Off My Man (Sound Factory Mix)

また、Shep Pettibone(シェップ・ペティボーン)と共にマドンナ、ホイットニー・ヒューストン、ジャネット・ジャクソンら有名アーティストのリミックスをしてきました。日本でもMISIAや浜崎あゆみの作品に関わっています。

興味深い試みとしては声のサンプリング作品です。 VOGUEスタイルに影響を与えたJOSE XTRAVAGANZA(ホセ・エクストラバガンサ)の声のサンプリング「X」やマドンナからの留守電メッセージを利用した「If Madonna Calls」などがあります。

Junior Vasquezは現在もニューヨークに在住し、新しい音を探求し続けています。

Junior Vasquezのおすすめ曲

Connie Harvey & Junior Vasquez – Lift Me Up (X Beat Vocal)

Shades of Love – Body to Body (Keep In Touch) (Junior Vasquez 1030 remix) 

Ellis D – It’s Scratched ( Short Version ) 

Junior Presents Jason ‎– My Life

Junior VasquezのDJ Mix

Junior Vasquez – Sound Factory 1993

https://www.youtube.com/watch?v=7xX9vsjPDXc

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