Jovonn(ジョヴォーン)
ブルックリン出身のJovonnは、キーボード奏者の母親、ギター/ベース奏者の父親のサポートを受け、10歳から音楽を独学で学び始めました。
14歳でヒップホップDJとしてのキャリアをスタートさせると、80年代のニューヨークのブロックパーティーでレコードを回し始めました。しかし、Jovonnは成長期にあったニューヨークハウスシーンに触発されるうちに、ハウスミュージックアーティストとして活動する決心をしました。
Jovonnが最初に聴いたハウスミュージックは、Tony Humphriesのプレイで、Tony HumphriesがレジデントDJだったZanzibarに頻繁に通っていました。
1991年にWarner Bros. Recordsからのセカンドリリース「Turn and Run Away」でBillboardチャートで10位にランクインし、ハウスミュージックシーンのみならず、メジャーシーンにもその名を知らしめました。
1990年代初頭にEmotive Records傘下に自身のレーベルGoldtone Recordsを設立すると、ハウス、R&B、ヒップホップ、ネオソウルなどで500枚以上のレコード制作を始め、映画のスコアやサウンドトラックにも携わってきました。
Jovonnが作り出すサウンドは「ざらついた音、ハードなキック、ジャズコード、そして太いベースライン」が特徴で、Boyd Jarvis、Marshall Jefferson、Larry Heardなどから影響を受けたと言っています。その黒く生々しいサウンドには一聴で彼の作品と分かる特徴的な作品ばかりで、コアなハウスファンからカルト的な人気を誇っています。
2002年には「Spirit」、2018年にはアルバム「Timeless」をリリースし、近年ではDogmatik、Objektivity、Deeply Rooted House、Apolloniaと言ったレーベルからリリースを続けており、今もなお精力的に活動を続けています。
まるで地下の密室で行われている儀式のような、うねりのあるグルーブとそのブラックネスを感じさせるJovonnの魂の叫びに、聴いた人は決してダンスを止めることが出来ないでしょう。
Jovonnのおすすめ曲
Jovonn – Basics 4 Love
Jovonn – Pianos Of Gold
Jovonn – Satisfied (Satisfied Mix)
Jovonn featuring Gina – Trippin (body n deep vox mix)
Jovonn – Hesperia Soul (Main Mix)
JovonnのDJ Mix
JOVONN in The Lab NYC